研究:白鼻心が台北の「都市の住民」に 初の成獣メスによる共同育児を確認
台湾の研究チームは、白鼻心(ハクビシン)が台北市で安定して生息する「都市の住民」になっていることを突き止めた。2022年から2024年末までに426件の記録を確認。また、霊猫科動物としては世界初となる成獣メス2頭による共同育児行動も確認された。
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- 📰 発表: 2026年5月22日 20:52
- 🔍 収集: 2026年5月22日 21:01(発表から9分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年5月31日 21:13(収集から216時間11分後)
(中央社記者 趙敏雅 台北22日電)台湾の研究チームは、白鼻心(ハクビシン)がすでに安定して存在する「都市の住民」になっていることを発見した。2022年から2024年末までに、チームは報告ネットワークを通じて計426件の記録を収集し、その半分以上が台北市からのもので、特に大安区、文山区、士林区、北投区に集中している。チームはまた、2頭の成獣メスの白鼻心が共同で育児を行う行動を初めて記録し、霊猫科動物の社会行動に関する新たな証拠となった。国家科学技術委員会(国科会)は本日、研究成果発表会を開催した。国科会と農業部林業及自然保育署の支援を受け、国立台湾大学昆虫学系の曽恵芸准教授の研究チームが、台中市野生動物保育学会、台大獣医学系、生物多様性研究所、観察家生態顧問有限公司と連携し、無線追跡、市民科学通報、救護記録、映像資料などを統合して、都市における白鼻心の行動パターンと生存の課題を明らかにした。曽氏は、白鼻心は夜行性、雑食性、樹上性の食肉目霊猫科動物であり、近年都市部での通報事例が増加していることは、都市環境に適応していることを示していると説明した。2022年5月6日から2024年12月31日までの426件のデータのうち、半数以上が台北市で発生しており、山に近い地域で通報が多い。白鼻心は樹冠や緑地、キャンパスだけでなく、屋上や排水管などの人工構造物も棲息や繁殖の場として利用している。食物については、植物の花や果実、野生動物などの天然資源のほか、人間が野良犬猫に与えた餌や生ゴミなどの人為的な食物も摂取している。曽氏は、白鼻心は通常交配後にメスが単独で育児を行うが、チームは2頭の成獣メスが共同で育児を行う様子を記録したと指摘した。これは霊猫科動物では世界初の発見である。都市環境が道路による分断や豊富な食物資源をもたらし、単独生活の必要性を減らした可能性があると推測されるが、正確な原因にはさらなる証拠が必要である。この研究は今年、哺乳類研究誌(Mammal Research)に掲載された。都市における生存の課題として、曽氏は救護記録から路殺(交通事故)や犬による殺傷が最大の脅威であると指摘した。また、配電盤に入り込んで感電死し、地域的な停電を引き起こす事例もあった。市民が自宅で白鼻心を発見した場合は、各自治体の動物保護や野生動物専用ダイヤル(1959、1999)に連絡して専門家の支援を求めるよう呼びかけている。街角で遭遇した場合は「都市狸猫回報網」を通じて報告し、分布データの蓄積に協力してほしいとしている。農業部林保署の王怡靖氏は、近年白鼻心やツキノワグマなどの野生動物が中低標高へ移動しており、適切な境界を保つための措置を講じると述べた。
よくある質問
白鼻心は都市でどう生活している?
樹冠や緑地だけでなく、ビルの屋上や排水管も利用して生活しています。