(中央社記者 趙静瑜 台北21日電)国立両庁院(NTCH)の「庁院学」芸術教育プログラムは、今年度の学校訪問授業にミュージカル「勸世三姊妹」の主演女優、張擎佳(チャン・チンジャー)氏を講師として招聘した。同作のプロットを教材とし、若者が共感能力を高め、和解や別れの仕方を学ぶことを目指す。
両庁院のプレスリリースによると、今年の「庁院学」学校訪問授業「キャラクターの宿題:関係の『連結、句読点、再度の対話』」では、台湾オリジナルミュージカル「勸世三姊妹」の主演女優、張擎佳氏が講師を務める。授業は、張氏が演じる主人公「宋國珍」の感情の変遷を核とし、台湾の伝統芸能「牽亡歌陣」の背景にある、亡き父や姉妹との和解の過程を探求する。
授業では、言葉のしりとりや身体開発などの演劇ゲームを取り入れ、生徒が感情を表現する身体の回路を開く。最終回では「空の椅子」という練習を行い、生徒は空の椅子に愛する物が現れたと想像し、それとの別れの儀式を行う。演劇が提供する安全な空間を通じて、生徒は言葉にしにくい関係や感情を再整理し、人生の重要な物語に「句読点」を打ち、別れが「終わり」ではないことを理解する。
両庁院の芸術監督である邱瑗(チウ・ユエン)氏は、「芸術には人を変化させる力があり、青少年が人間関係や感情の困難を乗り越えるのを助けることができると固く信じている」と述べ、「学校での活動を継続するだけでなく、将来的には芸術資源をさらに拡大し、さまざまな背景を持つより多くの青少年に奉仕したい」と期待を寄せた。
両庁院の「庁院学」は、教育部(教育省)の「社会性・情動の学習(SEL)」中長期計画に応えるもので、学校訪問授業を通じて「社会的認識」と「人間関係」の目標を実践している。上半期には、中正、豊珠、武陵の高校3校で計62人の生徒が一連の自己認識練習を完了した。
両庁院によると、今年9月からは初めて学校の枠を超え、地域の拠点に入り、さらに支援を必要とする青少年をサポートする。今年の夏と11月には教員研修会を開催し、全国のボランティア教員を対象に、身体と声の開発を通じて自己認識のプロセスを体験させる。これらの成果は、2027年上半期に発表予定の「教育資源パッケージ」にまとめられ、公式サイトで無料ダウンロードできるようになる。
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- 出典:中央社 CNA
- 分類:社會