中央通信 (中央社・台北12日)トランプ米大統領は近く中国を国賓訪問する予定だ。中国共産党機関紙の人民日報はきょう、「鐘声」の署名記事を掲載し、台湾問題は米中間のレッドラインであり、中国側がこのレッドラインを繰り返し強調しているのは、米国側に原則と譲れない一線を理解させ、誤解や誤判を避け、衝突と対抗を防ぐためだと表明した。 人民日報はきょう3面に、「鐘声」署名の記事「大きな歴史観で米中関係の発展方向を把握する」を掲載した。「鐘声」は同紙の重要評論記事でよく使われる署名の一つで、「中国の声」を意味し、外国に向けて発信し立場を示すコラムで、中国共産党当局の意図を対外的に伝えることを目的としている。 記事は、大きな歴史観から見れば、米中協力が世界の構図に占める重みはますます増しており、国際社会はこれまで以上に、戦略性、建設性、安定性を備えた米中関係の構築を必要としていると述べた。 続いて記事は、首脳間の交流は二国間関係を安定させる戦略的な導きであると同時に、譲れない一線を守るための率直な対話でもあると強調した。中国の習近平国家主席はトランプ氏に対し、台湾問題における中国側の原則的立場を何度も説明してきたという。 記事は、台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、米中関係の政治的基礎の中の基礎であり、米中関係における第一の越えてはならないレッドラインであり、また米中関係の最大のリスク要因でもあると主張した。中国側がこのレッドラインを繰り返し強調しているのは、米国側に中国側の原則と譲れない一線を明確に理解させ、誤解や誤判を避け、衝突と対抗を防ぐためだとしている。米国側は「一つの中国」原則と米中三つの共同コミュニケを厳守し、台湾問題に関して歴代米政権が行ってきた約束を守り、実際の行動によって米中関係の大局と世界の平和・安定を維持すべきだとした。 記事は続いて米中経済関係に触れ、安定し健全な米中経済・貿易関係は、市場の信頼を高め、世界経済の安定と回復を後押しする重要なエンジンだと述べた。双方は大局をより重視し、長期的視点を持ち、経済・貿易が引き続き米中関係の「バラスト」と「推進装置」となるようにし、新たな協力の余地を絶えず広げ、両国と世界の共同繁栄と発展により多くの有利な条件をつくるべきだとしている。 最後に記事は、米中首脳会談を契機として、米中両国が正しい共存の道を共に歩み、互いを成就させ、共に繁栄し、世界に恩恵をもたらすことを望むと主張した。 トランプ氏は13日から15日まで中国を訪問する。外部では、双方が話し合う議題は貿易、米イラン戦争、台湾問題などに及ぶ可能性があると予想されている。(編集:呂佳蓉/周慧盈)1150512 事実とともに立つ選択を。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードし、最新ニュースを即時に把握できます。 本サイトの文章、画像、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信および利用することはできません。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 原文内の日付13日-15日 (トランプ訪中期間)