【中央社台北15日電】米国とイランが交渉を再開する可能性が浮上し、中東情勢に好転の兆しが見えたことで、米国の主要4株価指数は軒並み上昇し、フィラデルフィア半導体指数も5日連続で最高値を更新しました。この流れを受け、15日の台湾株は高く寄り付いた後も勢いを維持し、取引時間中に史上初めて37,000ポイントの大台を突破しました。一時37,064.16ポイントまで上昇し、768.04ポイント高を記録するなど、取引時間中の史上最高値を塗り替えました。

午前10時35分時点で、加権指数は640.28ポイント高(1.76%上昇)の36,936.4ポイントとなり、売買代金は約5,356億1,700万台湾ドルに達しました。電子株指数は一時2,347.35ポイントと最高値を記録し、金融株指数は0.6%の上昇、中小型株中心の店頭市場(OTC)指数も一時361.98ポイントと最高値を更新しました。

時価総額トップのTSMCは一時2,100台湾ドルに達して史上最高値を更新し、時価総額は54兆4,500億台湾ドルに到達。他の主要電子株も堅調で、台達電は一時1835台湾ドルと最高値を更新し、鴻海は1.7%高、聯発科(MediaTek)は6%超の急騰、日月光投控(ASE)は一時460台湾ドルの最高値を記録しました。メモリー関連では南亜科が微増、華邦電は下落に転じ、旺宏は3%安となりました。

株価1,000台湾ドル超の「千金株」は上昇銘柄が多く、全41銘柄が維持されています。株価トップのASPEEDは、一時13,800台湾ドルと再び史上最高値を更新し、台湾株式市場の記録を塗り替えました。

啓発投顧の容逸燊副総経理は、米イラン交渉再開の期待が米株反発を後押しし、半導体指数の上昇が台湾株を牽引したと指摘しました。また、中東の紛争に対する市場の懸念は鈍化しており、平和的解決への期待が投資心理を支えています。

今後の展望として、容氏は「4月中旬の時点で、台湾株は3月の下落分をほぼ帳消しにする反発を見せている。米台の主要テック企業の決算発表が本格化し、特に16日のTSMCの法人説明会が市場の焦点となる。国際原油価格が調整に入れば、第2四半期の台湾株には引き続き楽観的な見通しが持てる」と分析しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース