受動部品大手である国巨(Yageo)は、人工知能(AI)関連の需要が旺盛であることを受け、標準品および特殊品の両部門で安定した成長を遂げています。第1四半期の親会社株主に帰属する純利益は80億100万台湾ドルとなり、前四半期比18.5%増、前年同期比44.7%増を記録し、同期として過去最高を更新しました。1株当たり利益(EPS)は3.9台湾ドルです。
第2四半期の見通しについて、国巨は売上高が第1四半期比で緩やかに増加し、粗利益率および営業利益率も微増すると予想しています。受注およびバックログ(受注残)は堅調に推移しており、成長を支えています。特にAI市況の需要は依然として強力であり、第2四半期も全般的な成長が期待されています。
AIアプリケーションへの注力については、2025年第4四半期に12%~13%だったAI関連の売上比率が、今年第1四半期には13%~14%まで上昇しており、年末には15%まで引き上がる見込みです。
受動部品の価格上昇に関して、同社は2025年以降の原材料コストの上昇に対応するため、昨年第4四半期から一部製品ラインの価格調整を適宜行っています。地政学的リスクによる価格変動要因は依然として存在しており、今後の情勢を注視していく方針です。
需給バランスについては、市場全体で供給が需要に追いつかない状況が続いており、特にAIアプリケーション関連が好調です。現在、同社の全製品ラインにおいて受注出荷比率(B/B比)は1を超えており、AI製品のB/B比は平均を上回っています。下半期の強力な需要に備え、稼働率を積極的に引き上げていく考えです。
国巨の第1四半期の連結売上高は381億6,600万台湾ドルで、四半期ベースで過去最高を記録しました。第1四半期の粗利益率は38.1%、営業利益率は25.2%に達し、それぞれ数四半期ぶりの高水準となりました。
同社は原材料価格の上昇に対し、業務効率の改善とコストの適切な転嫁によって対応する姿勢を示しています。地政学的な不確実性が残る中、顧客の在庫水準は適正化されており、経済状況の変化や為替、関税の影響を慎重に見極めていく方針です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
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