米国によるイランの港湾へ寄港する船舶を対象とした封鎖措置が発効した初日、海運データによると、イランに関連する第3の石油タンカー「ピース・ガルフ号」がホルムズ海峡を経由してペルシャ湾に入ったことが確認された。米国とイランはパキスタンのイスラマバードで交渉を行ったものの合意に至らず、トランプ大統領はグリニッジ標準時13日14時(日本時間13日23時)をもってイランの全港湾を封鎖すると宣言した。ただし、イランを発着しない船舶についてはホルムズ海峡の通過が許可されている。ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによれば、パナマ船籍の中型タンカー「ピース・ガルフ号」は、アラブ首長国連邦のハムリヤ港へ向かっている。エネルギー市場調査会社Kplerの情報によると、同船は通常、イラン産ナフサを中東の他港へ運び、そこからアジアへ輸出する役割を担っている。封鎖措置が始まってから、すでに「ムルリキシャン号」および「リッチ・スターリー号」という、米国から制裁を受けている2隻のタンカーがホルムズ海峡を通過している。「リッチ・スターリー号」は上海軒潤船務有限公司が所有する中国籍のタンカーで、イランとの取引を理由に制裁対象となっている。ロイター通信は、これら3隻のタンカーはホルムズ海峡を通過しているものの、イランの港には向かっていないため、封鎖措置には抵触しないと報じた。中国外交部は、米国による封鎖措置について「危険かつ無責任」であり、緊張を激化させるだけだと批判している。
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- 出典:中央社 CNA
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