米連邦議会で、中国のスパイ疑惑に絡んだ過去を持つ民主党のエリック・スウォルウェル議員が、性的暴行疑惑の圧力に屈して辞職を表明しました。また、元スタッフとの不倫関係やその後の悲劇的な事件で批判を浴びていた共和党のトニー・ゴンザレス議員も同様に辞職を決めました。
AFP通信によると、この2名に加え、さらに2名の議員が不祥事により除名の危機に瀕しており、議会は混乱の渦中にあります。スウォルウェル議員については、『サンフランシスコ・クロニクル』紙やCNNが、4人の女性による性的暴行や不適切な行為の告発を詳報したことが決定打となりました。同氏は判断の誤りを認めつつも、重大な虚偽の告発には対抗する意向を示しています。一方のゴンザレス議員は、不倫関係にあった元スタッフの自殺をきっかけに共和党指導部から次期選挙への不出馬を強く促されていました。
この状況を受け、民主・共和両党の垣根を超えて「議員の資質を欠く」として辞職や除名を求める声が噴出しています。共和党のバイロン・ドナルズ議員は、両名の行動を「恥ずべきもので、議会の尊厳を損なう」と批判しました。
さらに、民主党のシェイラ・チェルフィラス=マコーミック議員と共和党のコーリー・ミルズ議員も、それぞれ倫理規定違反や性的不正、家庭内暴力、選挙資金規正法違反などの疑いで調査を受けています。ニューヨーク選出のニディア・ベラスケス議員は、スタッフへの権力乱用や信頼を裏切る行為を容認すべきではないと述べ、4人全員の辞職を要求し、拒否するならば除名すべきだと主張しました。
ただし、米下院で議員を除名するためには3分の2以上の賛成が必要であり、237年の歴史の中で除名された議員はわずか6名に留まります。現在の共和党が僅差で過半数を占める状況下で、欠員に伴う特別選挙のリスクもあり、実際に除名へと踏み切れるかは不透明な情勢です。
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- 出典:中央社 CNA
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