台湾のデジタル発展部が主催する第1回「衛星デジタル応用イノベーションコンテスト」の結果が発表され、中華電信と台湾大哥大(Taiwan Mobile)が受賞しました。中華電信は、高・中・低軌道衛星群を統合する台湾唯一の通信キャリアとして、災害救援や遠隔地通信、海空通信など多様な分野での応用を推進しています。同社は今年後半、米Astranis社との連携で台湾独自の衛星サービスを開始する予定です。今回のコンテストでは、AIを活用した斜面監視システムや防災システムで金賞および審査員特別賞を受賞しました。

一方、台湾大哥大は「TNA星網連盟」を主導し、衛星と地上網を統合した「PortShield-Sat」システムで金賞を獲得しました。同システムは低軌道衛星、5G、無人機、AIを組み合わせ、災害時に地上基地局が損壊しても通信が途絶えない強靭なインフラを実現します。また、同社はAST SpaceMobile社との提携を通じて、非地上系ネットワーク(NTN)の構築を深めています。

さらに、Amazonが推進する低軌道衛星計画「Project Kuiper」の台湾展開も注目されています。遠傳電信(Far EasTone)は、同計画に必要な28GHz帯を保有していることから、最有力の提携パートナーと目されており、最短で2027年初頭のサービス開始が見込まれています。遠傳電信の井琪総経理は、現在も詳細な進捗を待っている状況であるとコメントしました。

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  • 出典:中央社 CNA
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