【中央社ワシントン14日】人工知能(AI)半導体大手NVIDIAは、量子コンピュータの開発を加速させるためのオープンソースAIモデル「Ising」を発表しました。これを受け、14日の同社株価は3.80%上昇し、196.51ドルで取引を終えました。これにより株価は10営業日連続の上昇となり、直近10日間での上昇率は18%を超えています。これは市場におけるAI演算能力と次世代コンピュータへの需要が依然として極めて高いことを示しており、NVIDIA製品が市場を主導していることを改めて裏付けました。
NVIDIAが発表した「Ising」は、実用的な量子コンピュータの開発を加速させる世界初のAIモデルです。この日の株価上昇により、同社の時価総額は4.73兆ドルに達しました。中東情勢の緊迫化による影響は受けず、過去10日間の上昇幅は2023年以来の記録を更新し、過去1年間の上昇率は77.50%に達しました。株価は2024年6月の株式分割調整後の最高値である212.19ドルに迫っています。
NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏は、AIこそが量子コンピューティングを実用化するための鍵であると指摘しています。なお、市場で噂されていたDellやHPの買収については、NVIDIA側が公式に否定し、両社との協議事実はないと明言しました。この噂を受けて前日に急騰したDellとHPの株価は、14日にはそれぞれ2.78%、1.25%下落しました。一方、先月NVIDIAとの提携拡大を発表したIBMの株価は1.03%上昇しました。
Meta、Google、Amazon、Groqといった主要テック企業やAI企業は、こぞってAI演算能力の強化を強調しており、NVIDIA製品への引き合いは引き続き絶えません。データ分析会社Creative Strategiesの主席アナリストであるベン・バジャリン氏は、CNBCの取材に対し、業界における演算能力の需要は依然として満たされておらず、「演算能力=利益」というNVIDIAのビジネスモデルが核心を突いていると分析しています。同氏は、AIの商用化は可能であるものの、現在電力供給やインフラが不足している状況が、かえってNVIDIAをはじめとする関連企業への注目度を高めていると指摘しました。
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- 出典:中央社 CNA
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