【中央社ロサンゼルス13日外電】1,000人を超える映画プロデューサー、俳優、業界の専門家らが公開書簡に署名し、米メディアグループ「パラマウント・スカイダンス」による1,100億ドル(約3.48兆台湾元)規模の「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」買収に反対を表明しました。署名者らは、この合併が業界内の競争を弱め、米国メディア業界の統合を過度に加速させると警告しています。
パラマウント・スカイダンスは2月に買収計画を発表しました。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは「ハリー・ポッター」や「ゲーム・オブ・スローンズ」といった強力なコンテンツを保有しています。ロイター通信によると、ジェーン・フォンダ、ホアキン・フェニックス、マーク・ラファロといった著名な俳優が署名に名を連ねました。書簡では、この買収によってクリエイターの機会が減少し、製作エコシステムにおける雇用環境の悪化、コストの上昇、そして視聴者の選択肢の減少を招くと主張しています。
現時点でパラマウント・スカイダンスおよびワーナー・ブラザース・ディスカバリー側からのコメントは得られていません。なお、この買収案件はドナルド・トランプ米大統領の支持を得ていると報じられています。
公開書簡では、過去の相次ぐ業界統合がすでに産業に負荷をかけており、映画の製作・配給本数の減少や、資金調達および配給のチャンスが得られるストーリーの多様性を制限していると指摘されました。AFP通信は、多くのハリウッド関係者がこの合併に伴う大規模な人員削減や予算カットを懸念していると報じています。特に今回の巨額取引は融資によって賄われる見込みであり、新体制下では大幅なコスト削減が不可避であるためです。
こうした緊縮策は、創作活動に携わる人々だけでなく、ロサンゼルスのメイクアップアーティスト、セットデザイナー、ケータリング業者、花屋など、数万人の裏方スタッフの雇用にも直接的な影響を及ぼすと懸念されています。この合併が実現すれば、両社の膨大なコンテンツ資産が統合され、「Paramount+」と「HBO Max」という2大ストリーミングサービスも統合されることになります。
業界内では、米欧の規制当局が消費者やクリエイターコミュニティへの影響を鑑み、この取引を厳格に審査するとの見方が強まっています。カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官は、州政府として関連調査を進めており、「強力に」審査を行う方針を明らかにしました。
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- 出典:中央社 CNA
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