【中央社】新華社通信によると、中国によるイランへの緊急人道支援物資の政府間引き渡し式典が15日、テヘランのイラン赤新月社本部にて行われました。また、中国の王毅外交部長は16日、北京において、米国とイスラエルによる対イラン戦争は本来起こるべきではなかったと表明しました。

テヘラン発の報道によれば、引き渡し式典には中国の叢培武駐イラン大使と、イラン赤新月社のピル・ホセイン・コリヴァンド総裁が出席しました。コリヴァンド総裁は、米・イスラエルの攻撃により空港、燃料貯蔵施設、橋梁、鉄道など13万7000箇所以上のインフラが損害を受けたと指摘し、これらの攻撃は国際人道法に違反していると非難しました。

一方、中国外交部の公式サイトによると、王毅部長は16日、北京を訪れたイタリアのタヤーニ副首相兼外相と会談し、中東情勢について意見を交わしました。王毅部長は、米・イスラエルによるイランへの戦争は回避できたはずだと述べ、戦闘の長期化が国際エネルギー安全保障やホルムズ海峡の航行安全に深刻な影響を及ぼしていると指摘。米・イラン双方に対し、交渉のテーブルに戻り政治的解決を探ることが喫緊の課題であると強調しました。

イタリア外務省の発表によると、タヤーニ外相はホルムズ海峡の封鎖が深刻な経済的打撃を与えているとし、交渉再開や対イラン仲裁において中国が果たすべき役割は極めて重要であると訴えました。また、肥料価格の高騰がアフリカ等の脆弱な地域の農業に及ぼす影響を懸念し、世界最大の肥料生産国である中国に対し、国連が主導する人道物資の輸送支援に向けた協力を促しました。

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  • 出典:中央社 CNA
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