中央通信社によると、オーストラリア・ビクトリア州にある主要製油所にて、昨日深夜に連続的な爆発が発生し、猛烈な火災となりました。オーストラリア国内で稼働する数少ない製油所のひとつであることから、当局は国内の燃料供給に影響が出る恐れがあるとし、買い占めを行わないよう警告しています。
AFP通信によれば、消防隊は「ビバ・エナジー(Viva Energy)」社の工場でガス漏れにより火災が発生し、炎が高さ60メートルに達したと報告しました。事故現場の指揮官であるマイケル・マクギネス氏は、高引火性のガスと液体炭化水素の「深刻な漏洩」が原因であり、複数の爆発を経て大規模な火災に発展したと説明しています。消火活動には少なくとも4~5時間を要する見通しです。
クリス・ボーエン・エネルギー大臣はABCに対し、今回の事態が特にガソリン生産に影響を与えているとし、極めて深刻なタイミングであると指摘しました。ビバ・エナジーのデータによると、メルボルンから南西に車で1時間の場所にあるこの製油所は、1日あたり12万バレルの原油を処理し、オーストラリア全体の燃料供給の約10%を担っています。
ボーエン大臣は、高オクタン価ガソリンの生産ラインが火災により損壊したものの、隔離バルブの作動により航空燃料やディーゼル油の生産施設は難を逃れたと述べました。オーストラリアは地理的に孤立しており、国内の製油所がわずか2拠点しかないため、ガソリンの多くを輸入に頼っており、世界的な燃料供給網の混乱に対して非常に脆弱な構造を抱えています。
政府は現在、燃料の配給制限は行っていないものの、国民に対し「必要な分だけを購入する」よう求め、可能な限り公共交通機関を利用して燃料消費を抑えるよう促しています。なお、オーストラリアの現在のガソリン備蓄量は約38日分であり、国際エネルギー機関(IEA)が定める最低基準の90日分を大きく下回っています。
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- 出典:中央社 CNA
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