米イ交渉に光、台湾株と主力株が続伸し過去最高値を更新 多彩な記録を樹立

米国とイランの交渉再開への期待から中東情勢に明るい兆しが見え、台湾株式市場は15日、取引時間中に過去最高の37,064.16ポイントを記録しました。終値も36,722.14ポイントで最高値を更新し、TSMCや信驊(ASPEED)などの主力株が相次いで新高値を付けたほか、AIサプライチェーンの成長期待も市場を牽引しています。
financialNQ 100/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年4月15日 15:50
  • 🔍 収集: 2026年4月15日 16:01(発表から11分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月15日 17:56(収集から1時間54分後)
中央メッセージ

(中央社記者鍾栄峰台北15日電)米国とイランが交渉を再開する可能性があり、中東情勢に光が見えてきたことで、米株4大指数が揃って上昇しました。台湾株式市場は本日、取引時間中に768.04ポイント急騰し、37,064.16ポイントの過去最高値を記録しました。午後に上げ幅を縮小したものの、終値は36,722.14ポイントとなり、37,000ポイントの大台は一時的な到達に留まりました。

主力株では、台積電(TSMC)、台達電(デルタ・エレクトロニクス)、日月光投控(ASE)、そして株王の信驊(ASPEED)などが本日、過去最高値を更新しました。最終的に台湾株加権指数は36,722.14ポイントで引け、終値としての過去最高値を更新。426.02ポイント(1.17%)上昇し、売買代金は9,820.05億台湾ドルに達しました。

電子指数は取引時間中に2,347.35ポイントの最高値を付け、終値も1.4%高の2,321.71ポイントと最高値を更新。金融指数は0.45%の微増でした。中小型株を代表する店頭市場(OTC)指数は取引時間中に361.99ポイントの最高値を攻め、終値は1.08%高の359.86ポイントと、こちらも最高値を更新しました。

「権王」ことTSMCは取引時間中に過去最高の2,100台湾ドル(45台湾ドル高、2.19%増)を記録。終値は25台湾ドル高の2,080台湾ドルで最高値を更新し、時価総額も53.94兆台湾ドルの過去最高を記録しました。

主力株のデルタ・エレクトロニクスは取引時間中に1,835台湾ドルまで上昇して最高値を更新し、終値は2%高の1,785台湾ドルで最高値を記録。鴻海(ホンハイ)は横ばいの207.5台湾ドル、聯發科(メディアテック)は4.07%急伸して1,790台湾ドルで引けました。

封止・検査最大手の日月光投控(ASE)は取引時間中に460台湾ドルの最高値を付け、終値は5.31%高の446.5台湾ドルで最高値を更新。一方でメモリー関連は逆行安となり、南亞科(ナンヤ・テクノロジー)が3.86%下落、華邦電(ウィンボンド)が3.53%安、旺宏(マクロニクス)が8.68%急落して142台湾ドル、力積電(PSMC)が2.56%安の53.2台湾ドルでした。

株価1,000台湾ドル以上の高額銘柄も好調で、「41千金(1,000ドル超え41銘柄)」を維持しました。株王の信驊(ASPEED)は午後に過去最高の14,025台湾ドルを付け、台湾株の個別銘柄としての新記録を更新。終値は6.69%高の13,875台湾ドルで、こちらも終値の最高値を更新しました。

台新2000高科技基金のファンドマネージャー沈建宏氏は、米イ情勢に転機が訪れたことが台湾株加権指数の連日の上昇を牽引し、本日も取引時間中に37,064ポイントの最高値を更新したと述べました。

マクロ経済について、沈氏は中東情勢の不確実性はあるものの、米10年債利回りと台湾ドル相場が安定していること、さらに米国と台湾企業の利益予想が上方修正されていることを指摘。市場は台湾企業の利益成長に期待しており、上半期の台湾株は強気な展開が続くと予想しています。

ファンダメンタルズの展望として、沈氏は4月中下旬の米台企業の決算発表や説明会で前向きなメッセージが期待でき、第2四半期および第3四半期の企業利益は強力なパフォーマンスを示し、AIサプライチェーンの成長が期待できると述べています。

中東情勢について沈氏は、米イの戦いが正式に終結したわけではないものの、トランプ米大統領には中間選挙の圧力があり、早期決戦を目標に早期の終戦を期すと見ています。

ただし需給面では、信用取引残高が最近4,000億台湾ドルを超える高水準に達しており、需給が乱れやすくなっているため、短期的にはリスクに注意が必要であると付け加えました。(編集:張良知)1150415