バブ・エル・マンデブ海峡への余波を懸念、サウジアラビアが米国にホルムズ海峡封鎖の解除を要請

米国によるホルムズ海峡封鎖を受け、サウジアラビアはイランが対抗措置として紅海への入り口であるバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖する恐れがあるとして、米国に決定の撤回を強く求めている。サウジは現在、ホルムズ海峡に代わる石油輸出ルートとして同海峡を利用しており、封鎖が現実となれば経済的打撃は免れない。
otherNQ 100/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月14日 18:05
  • 🔍 収集: 2026年4月14日 18:31(発表から26分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月14日 20:48(収集から2時間16分後)
米イラン間の緊張が高まる中、トランプ米大統領は対話決裂を受けてホルムズ海峡の封鎖を宣言した。これに対しサウジアラビアは、イランが新たな戦線を開き、同国の最後の生命線であるバブ・エル・マンデブ海峡の航行を妨害する可能性があると懸念し、米国に封鎖措置の撤回を急ぎ要請している。

2月28日に米イ対戦が勃発して以来、世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡はイランの管理下に置かれ、海運はほぼ麻痺状態となっていた。米国はイランに対し海峡の完全開放を求めていたが、交渉が決裂したため、トランプ大統領が米軍による封鎖を宣言するに至った。

「涙の門」を意味するバブ・エル・マンデブ海峡は、イエメンとアフリカの角の間に位置し、紅海とインド洋を結ぶ狭い水路である。ここはスエズ運河へ通じる、アジアと欧州を繋ぐ最も重要な物流のハブの一つである。

開戦当初、イランは航行中の船舶を攻撃することで事実上ホルムズ海峡を封鎖し、日量約1300万バレルの原油輸出を遮断したことで、国際原油価格をバレル100ドル以上に押し上げた。ホルムズ海峡が封鎖された後、サウジアラビアは原油を砂漠経由で紅海側までパイプライン輸送して出荷することで、戦前レベルの供給量を維持してきた。しかし、紅海への出口までもが封鎖されれば、同国の経済は深刻な事態に陥る。

トランプ政権の今回の封鎖強化は、イラン経済にさらなる圧力を加える目的があるが、匿名のサウジ当局者によれば、サウジ側は「この措置がイランの報復を招き、残された最後の輸出ルートを閉ざす引き金になりかねない」と強く警告している。

イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」はバブ・エル・マンデブ海峡に近い沿岸部を支配しており、ガザ紛争時にも同海域の航行を長期にわたって妨害した実績がある。アラブ諸国の当局者は、イランがフーシ派を通じて再び同海峡を封鎖しようと画策していると指摘する。

イラン革命防衛隊と密接な関係にあるタスニム通信は、米国のホルムズ海峡封鎖が、イランによる紅海出入口の封鎖を誘発する可能性があると示唆した。サウジ側は米当局に対し、イランからの圧力が増せばフーシ派が介入する可能性があり、通過船舶に対する通行料徴収すら排除できないと伝えているという。

よくある質問

なぜサウジアラビアは米国のホルムズ海峡封鎖に反対しているのか?

米国による封鎖がイランの報復を誘発し、サウジアラビアがホルムズ海峡の代替として利用しているバブ・エル・マンデブ海峡まで閉鎖される事態を危惧しているためです。

バブ・エル・マンデブ海峡が重要な理由は何か?

同海峡は紅海とインド洋を結ぶ重要な航路であり、スエズ運河経由でアジアと欧州をつなぐ物流のハブであるためです。現在はホルムズ海峡の代わりとして、サウジアラビアの原油輸出の要となっています。