風のヘリテージ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:他力野 淳)は、鳥取県倉吉市で2026年7月17日(金)にグランドオープンを迎えるヘリテージ・リトリート宿「風の 倉吉」の開業に先立ち、7月1日(水)、オープニングレセプションを開催しました。

光景|文化財に泊まり、倉吉をめぐる旅案内|The Light of Place: Kurayoshi|風の 倉吉 Kazeno Heritage

倉吉の歴史的資産を活かした新しい滞在拠点の門出を祝うレセプション

第一部には、倉吉市長 広田 一恭氏、株式会社赤瓦 代表取締役 名越宗弘氏、風のヘリテージ株式会社 代表取締役 他力野淳をはじめ、行政、地域の観光・まちづくり関係者、地元関係者らが出席し、テープカット、施設内覧を通じ、倉吉の歴史的資産を活かした新たな滞在拠点の門出を祝いました。

倉吉市長 広田 一恭氏、株式会社赤瓦、風のヘリテージ関係者らが出席し、「風の 倉吉」のオープニングレセプションを開催。

「風の 倉吉」は、鳥取県指定保護文化財「小川家住宅」と国登録有形文化財「旧髙多家住宅」を保存・利活用した、2棟11室の分散型ヘリテージ・リトリート宿です。新ホテルブランドシリーズ「Kazeno Heritage」における「風の」カテゴリの第一号施設として、赤瓦と白壁土蔵群のまちなみ、鳥取の民藝工芸、三徳山、温泉、里山の自然、食、人とのふれあいを、地域全体を楽しむ滞在体験として編集します。

倉吉市では現在、白壁土蔵群や商家町に象徴される歴史的なまちなみと生活文化を活かし、滞在価値を再定義する「ノスタルジックリゾート倉吉」創造事業も進められています。同市は、生活感のある歴史景観や静けさ、文化を味わう「暮らすように滞在する旅」との親和性を掲げ、欧米をはじめとした長期滞在志向層への発信を視野に入れたブランド構築を進めています。

鳥取県指定保護文化財「小川家住宅」と国登録有形文化財「旧髙多家住宅」を保存・利活用した空間を公開。

オープニングレセプション来賓者コメント

倉吉市長 広田 一恭氏

「倉吉市には多くの魅力ある観光資源がありますが、これまで宿泊を伴う滞在型観光については、さらに発展の余地がありました。今回、「風の 倉吉」がオープンし、文化財に宿泊できるという付加価値の高い施設が誕生したことは、滞在型観光を推進する大きな契機になるものと大いに期待しております。」

小川家オーナー 齋藤 信子氏

「来てくださった方が “来てよかった”と感じていただける場所になればいいなと思っています。それが一番の願いです。

今回の小川家の利活用については、昔からのものをうまく生かしながら活用していただいていますし、このような形にしていただけて、本当によかったと思っています。」

株式会社赤瓦 代表取締役 名越 宗弘氏

「建物所有者様が代々大切にされて来た県指定文化財の小川家住宅が、見事に『風の 倉吉』に生まれ変わりました。伝建地区の倉吉市打吹玉川と共に倉吉観光の拠点として誇りに想い、倉吉市の活性化に寄与することをお祈りしています。」

風のヘリテージ株式会社 代表取締役 他力野 淳

「宿泊のお客様は、この建物を目的に訪れます。しかし、お帰りになる頃には、この地域の歴史や文化への理解や愛着を持って帰っていただく。そのような価値の転換を生み出すことが、この施設の役割だと考えています。この場所で過ごす時間そのものが、この地域を深く知る体験となることを願っています。」

クリエイター陣による世界観を体感するディナー

第二部では、メディア関係者、地域関係者、プロジェクトに携わったクリエイターらが参加し、鳥取・倉吉の食材や土地の記憶を取り入れた「里山キュイジーヌ」のコースによるレセプションディナーを催しました。会場には、施設に導入予定の作家 Straftによる藁のインスタレーションを設え、メニューには因州和紙を用いました。

ディナー会場の高多家では『Straft』による藁のインスタレーションを設え、「風の 倉吉」の世界観を空間に立ち上げた。里山キュイジーヌをテーマに、鳥取・倉吉の食材と土地の記憶を一皿ずつ表現。

会場では、Kazeno Heritageの世界観を担うクリエイター陣による体験設計も紹介されました。クリエイティブ統括を担う清水 恵介氏と藤田 佳子氏は、ブランドの核となる世界観と表現を共同構築。藤田氏はVI、ロゴなども担当し、山本 考志氏は装飾と備品のセレクション、河野 貴之氏はユニフォームを手がけました。

空間に静かに馴染むユニフォーム

また、映像監督の中村 優斗氏による「風の 倉吉」を舞台にした約5分半の短編ドキュメンタリーと作曲家・音楽家の原 摩利彦氏によるオリジナル館内音楽も披露されました。今回のレセプションは、文化財、まち、静けさ、食、音楽、装い、映像をひとつの滞在体験として編み上げる「風の 倉吉」の思想を、説明ではなく体験を通じて共有する機会となりました。

原 摩利彦氏によるオリジナル館内音楽[PENSÉE — 思惟]

オープニングレセプションに併せて、映画『国宝』の音楽を手がけ「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」を受賞した作曲家・音楽家の原 摩利彦氏によるオリジナル館内音楽「PENSÉE — 思惟(ぱんせ しゆい)」が初めて披露されました。 この音楽は、館内の空間を埋めるためのBGMではなく、宿泊者の耳に聞こえる建物の気配、鳥の声、人の往来、チェックイン時の音、まちに流れる環境音と重なりながら完成します。

原氏は、部屋に滞在した際に感じた静けさについて、「自分の心の中の声まで聞こえてきそうなこの静寂を、邪魔することなく、より深めていけるような音楽を書きたいと思いました。音の余白の中で、人が考えを巡らせて再生、あるいは変容するような空間を作りたいんです。」とコメントしています。

楽曲名:PENSÉE — 思惟

作曲・ピアノ:原 摩利彦

空道:工藤 煉山

サントゥール:岩崎 和音

長唄三味線:今藤 龍十郎

原 摩利彦氏 プロフィール

京都大学教育学部卒業。「静けさの中の強さ」を軸に、ピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作。アーティストグループ「ダムタイプ」への参加をはじめ、野田 秀樹、名和 晃平、森山 未來らの舞台作品、映画『国宝』『流浪の月』、羽生 結弦『Prequel』、NHK『日曜美術館』(坂本 美雨と共作)など多岐にわたり音楽を手がける。MUSIC AWARDS JAPAN 2026にて「最優秀劇中伴奏音楽賞(映画)」および「最優秀サウンドトラックアルバム賞」受賞。第49回日本アカデミー賞最優秀音楽賞・主題歌賞W受賞など受賞歴多数。

中村 優斗氏による「記録ではなく、記憶を写す」新たな形の旅の映像ガイド

同時に公開された映像監督の中村 優斗氏によるブランドムービー「光景|文化財に泊まり、倉吉をめぐる旅案内」は、「風の 倉吉」を舞台に、ゲストがまちを歩き、出会い、味わい、休む時間を通して、倉吉という土地そのものに滞在していく様子を描き、一

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