ソウレッジ、2026年度日本財団の事業助成に採択

ソウレッジは日本財団より、ユースクリニックのネットワーク形成・実践モデル構築事業への助成金に採択された。これにより、性・健康・妊娠の悩みを抱える若者と支援拠点との連携強化を図り、支援へのアクセスしやすい社会を目指す。
非営利団体,若者支援NQ 75/100出典:prnews

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  • 📰 発表: 2026年4月10日 20:00

日本財団とソウレッジのロゴ

一般社団法人ソウレッジ(代表理事:鈴木莉帆、所在地:東京都渋谷区)は、公益財団法人 日本財団より、ユースクリニックに関するネットワーク形成および実践モデル構築に対して、助成金に採択いただきました。

背景 

日本においては、子ども・若者や妊娠にまつわる悩みを抱える人々が、必要な支援に適切につながることが難しい状況が依然として存在しています。とりわけ、医療・福祉・教育の狭間に位置する課題においては、支援の情報や機会が分断されやすく、アクセスの格差が生じています。

また学校現場においても、学習指導要領の範囲や運用上の制約により、妊娠の過程や避妊に関する具体的な内容を十分に扱うことが難しい場合があります。その結果、性や健康に関する知識を得る機会に差が生じ、必要な情報や支援にたどり着けない若者が存在しています。

こうした中で「ユースクリニック」は、性や健康、妊娠に関する相談を包括的に受け止めることができる重要な拠点として期待されています。一方で、国内における取り組みはまだ点在しており、各現場の知見や実践が十分に共有・連携されていないという課題があります。

今回の採択を通じて 

今回の採択を通じてソウレッジは、子ども・若者支援や妊娠にまつわる悩みを抱える人たちにとって重要な拠点であるユースクリニックと、必要とする人とのつながりをより強める取り組みを進めていきます。

あわせて、調査や実証実験を重ねながら、各地の実践から得られる知見を整理し、ユースクリニックのあり方や連携のモデルとしてプラットフォームへと還元していきます。

目指すのは、地域ごとに分断されがちな支援をつなぎ、誰もが必要なときに適切な支援にアクセスできる社会です。

そして、ユースクリニックを起点とした支援のネットワークが全国に広がることで、子ども・若者が性や健康に関する悩みを一人で抱え込まずに済む環境を整え、安心して自らの人生を選択できる社会の実現に寄与していくことを目指します。

ソウレッジは今後も、特定の立場や対立構造に偏ることなく、現場に根ざした実践と対話を重ねながら、性に関する課題の解決に取り組んでまいります。

ソウレッジ代表者コメント

代表理事・鈴木莉帆

私たちは過去数年、ユースクリニックをサポートしてきました。ユースクリニックのような支援が存在していても、それが必要な人に届かないという状況は、「支援が足りない」というよりも、「つながる仕組みが設計されていない」ことに起因していると考えています。

ユースクリニックは子ども・若者との接点になり得る存在ですが、現状では個別の取り組みに留まるケースが多く、社会全体として機能するには至っていません。

今回の取り組みでは、支援と当事者をつなぐ導線そのものを設計し直し、アクセスのあり方を構造的に変えていくことに取り組みます。。

ソウレッジ代表理事 鈴木莉帆

調査担当・小迫敏珂

ユースクリニックに関する先行研究からも、若者にとってアクセスしやすく、安心して相談できる環境の整備が重要であることが示されています。

一方で、日本においては、こうした機能を十分に果たす体制や認知がまだ限定的であり、必要とする人に情報や支援が届きにくい状況が指摘されています。とりわけ、相談に至るまでの心理的ハードルの高さが課題となっています。

今回の取り組みでは、こうした既存の知見に加え、最新の現場の実態を踏まえながら、ユースクリニックが本来持つ役割を発揮するための条件や導線を具体的に検証し、実際に機能するモデルとして整理していきます。

一般社団法人ソウレッジについて

ソウレッジは、「誰もが自分の人生を、自分でコントロールできる社会」を目指し活動する団体です。包括的性教育やSRHR(性と生殖に関する健康と権利)の実践を通じ、子どもや若者が安心して生きられる社会づくりに取り組んでいます。