データとAIを企業の成長エンジンへと進化させるデータテクノロジーカンパニーの株式会社primeNumber(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:田邊 雄樹、以下primeNumber)は、企業のクラウドデータウェアハウス(DWH)を最大活用する、コンポーザブルCDP(カスタマーデータプラットフォーム:顧客データ基盤)ソリューション「prime Insight-First CDP」を2026年6月29日より提供開始します。
背景:変化する消費社会と、データ活用の分断
少子高齢化による国内市場の縮小、労働力不足による店舗・物流オペレーションの逼迫、そしてSNSや生成AIの浸透による消費者行動の多様化。流通・小売業界をとりまく社会環境は、かつてない速度で変化しています。
この環境下において、企業が持続的成長を実現するためには、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客一人ひとりの行動変化を深く理解し、パーソナライズされた顧客体験によってLTV(顧客生涯価値)を最大化することが急務となっています。しかし現実には、次の3つの壁が企業の「最初の一歩」を阻んできました。
消費者ニーズの高速な多様化:EC・実店舗・アプリ・SNSと増え続けるタッチポイントから生まれる膨大なデータを統合・活用する仕組みの構築が急務である一方、顧客の興味関心は日々変化し、その顧客の興味関心をどう理解するかが、施策の鮮度と共に問われ続けています。
IT・マーケティング人材の採用難:データを扱える専門人材は慢性的に不足しており、顧客理解を最も必要とする現場のマーケティング担当が自らデータを分析・活用できる環境が整っていません。
CDPの高コスト・長期導入:パッケージ型CDPのライセンス費、要件定義の長期化が重なり、導入から施策効果が出るまでに半年〜1年を要するケースも多く、投資対効果が見えにくい構造が続いています。
primeNumberは、こうした社会課題を構造的に解消すべく、コンポーザブルCDPの考え方に基づいた本ソリューションの開発に至りました。
ソリューション概要:「prime Insight-First CDP」
「prime Insight-First CDP」は、primeNumberのデータ基盤構築における豊富な知見・プロダクトを元に開発した次世代のCDPソリューションです。企業がすでに保有するデータ基盤を最大限に活かしながら、「不十分な顧客理解」、「IT・マーケティング人材の不足」という課題を早期に解消し、マーケティングデータ活用の高度化と内製化に向けた自走をシームレスに支援します。主な特長は以下の通りです。
AIエージェントが顧客データを先行分析し、CDP設計書を自動生成:AIエージェントが保有データを分析し、最適なCDP基本設計書を自動生成する「インサイト・ファースト」のアプローチを採用しています。
(メリット)従来比で構築コストを2〜4割削減、導入期間を3〜5割短縮し、最短2ヶ月でマーケティング施策開始を実現します。
ノーコードUIでビジネスユーザーが自走:専門的なITスキルがなくても、マーケティング担当者がデータを扱い施策を実行できる環境を提供します。
(メリット)IT人材への依存を解消し、組織全体のデータ活用を内製化します。
モジュラー構造で柔軟に組み合わせ:データの収集・変換・活用に最適なツールを自由に選択・交換できるアーキテクチャを採用しています。
(メリット)ベンダーロックインを防ぎ、事業成長に合わせて段階的なシステム拡張が可能です。
既存DWHをそのまま活用:Snowflake、BigQuery、Databricksなどの既存クラウドDWHを「唯一の正解(Single Source of Truth)」として位置づけます。
(メリット)データの複製を排除(ゼロコピー)し、追加のインフラ投資が不要です。
2フェーズ・アプローチ:AIが「その企業独自のCDP」を設計し、最短2ヶ月で成果へ結びつける
従来のCDP導入において最大のボトルネックは、「要件定義」の長期化です。顧客セグメントの設計、施策仮説の優先度を人手で整理しようとすると、数ヶ月単位の議論が発生し、その間にも市場環境や消費者行動はさらに変化し続けます。
国内外の主要CDPベンダーがAIを活用するのは、主にCDP導入後の「運用フェーズ」です。すなわち、すでに稼働しているCDPの上でリアルタイム分析や予測スコアリングを行う領域です。一方、「prime Insight-First CDP」が取り組むのは、それ以前の「導入フェーズ」におけるAI活用です。CDP構築の前にAIエージェントが顧客データを先行分析し、その結果から施策仮説とCDP設計書を自動生成します。このアプローチは、CDP業界において従来にない新たな取り組みです。
「prime Insight-First CDP」では、2つのフェーズで確実に成果を導きます。
Phase 1(1〜2ヶ月)AIが顧客を分析し、最適なCDP設計書を自動生成
AIエージェントが保有データのプロファイリング・RFM分析・クラスタリングを自動実行し、顧客像を可視化します。導き出した施策仮説をもとに「その企業に最適なCDP基本設計書」を自動生成するため、人手による長期の要件定義が不要になります。CDPを構築する前にAIがデータを読み解くことで、設計の精度とスピードを同時に実現します。
Phase 2(1〜2ヶ月)設計書をそのまま本番化、即日施策へ
Phase 1の設計書・SQL/Pythonコードを再利用し、primeNumber製品「TROCCO」「COMETA」で本番環境を高速構築します。要件定義の二重投資を無くすことで、導入後すぐにセグメント配信・効果測定のサイクルを開始できます。
この設計により、従来「CDP要件定義・構築 → 顧客データ分析 → 施策実行」と順を追うことで半年〜1年を要していた一連のプロセスを根本から再設計します。AIが先にデータを読み解き設計書を自動生成することで、CDP構築と顧客理解を並行して進めることが可能となり、導入から最短2ヶ月での施策実行を実現します。
今後の展望
primeNumberは、単なるデータ基盤の提供にとどまらず、データマネジメントの常識を塗り替え、企業のビジネス変革を支えるパートナーとしてお客様の課題解決に取り組んでまいります。
激変する外的環境への対応が求められる現代経営において、今回提供を開始するコンポーザブルCDPソリューション「prime Insight-First CDP」は、データとAIが自律的にインサイトを導き出し、「AI-Nativeな事業成長」への移行を最短距離で実現する仕組みです。
本ソリューションは、primeNumberが掲げるデータとAIを駆使した次世代の経営手法である「Generative Data Management(GDM)」を具現化する第一歩となります。属人的な分析やデータ基盤運用から企業を解放し、戦略策定から実装、そして「自走化」までを支援する独自のサービス・アプローチを通じて、データテクノロジーの力で様々な社会課題を解決し、企業の持続可能な事業成長に貢献してまいります。
Generative Data Management(GDM)とは
外部環境の変化に自律的に追随する、データと AI を駆使した次世代の経営手法です。地政学リスク、急速な技術革新、顧客行動の激変、データ量の爆発的増加など、外的環境の変化が複雑に絡み合う現代経営において、人間の努力だけで変化に追随し続けることはもはや不可能です。外的環境変化に各種システムが追いつくための属人的な努力ではなく、AI技術をデータの管理プロセスそのものへ統合し、基盤自体を自律的に拡張・進化させる方法論です。primeNumberは、その戦略策定から実装、そして「自走化」までを独自のサービス・アプローチで支援します。
URL:https://mkto.primenumber.com/gdm
クラウドETL「TROCCO」とは
「TROCCO(トロッコ)」は、2,500以上の企業・団体に導入されているクラウドETLサービスです。ETL(データ転送)機能に留まらず、データマート生成機能、ワークフロー機能、権限管理など、データ基盤の構築や運用に必要な機能を備えています。TROCCOで、データ利活用における一連のデータエンジニアリングプロセスを自動化し、お客様のデータ活用を支援します。
URL:https://primenumber.com/services/trocco/
AIデータプラットフォーム「COMETA」とは
COMETAは、データの「意味(=メタデータ)」を管理・可視化し、データを整備するAIデータプラットフォームです。あらゆる利用者がデータを自由に探索し、価値を創造する世界を実現します。独自のAI技術により、従来手作業で行っていたメタデータ整備を大幅に効率化。メタデータの品質を継続的に維持し、誰もが信頼できるデータへ辿り着ける環境を構築します。
URL:https://primenumber.com/services/cometa/
株式会社primeNumber 概要
primeNumberはデータとAIを企業の成長エンジンへと進化させる、データテクノロジーカンパニーです。AI-Readyなデータ基盤を実現するデータテクノロジーを軸に、ソリューションサービスを通じてAI-Nativeな事業成長をご支援します。
会社名
主要指標 — KEY FIGURES
株式会社primeNumber(英文名:primeNumber Inc.)
代表
代表取締役CEO 田邊 雄樹
設立
2015年11月
オフィス
〒141-0021
東京都品川区上大崎三丁目1番1号 JR東急目黒ビル5F
企業サイト
https://primenumber.com
事業内容
・クラウドETL「TROCCO」の開発・運営
・AIデータプラットフォーム「COMETA」の開発・運営
・データテクノロジー領域の課題解決を実現するプロフェッショナルサービスの提供
・エージェント型AIソリューション「primeBusinessAgent」の提供
本リリースお問い合わせ先
株式会社primeNumber
広報担当 小板橋、村島
e-mail:pr@primenumber.com
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:製品リリース
- 関連組織:primeNumber / Snowflake / BigQuery