Job総研『2026年 上司と部下の意識調査』を実施 “叱れない時代”に悩む上司7割 主体性期待もギャップに苦戦

パーソルキャリアが運営する『Job総研』は、社会人421人を対象に「2026年 上司と部下の意識調査」を実施しました。調査の結果、上司の約7割が部下への指導に悩みを抱えており、部下側は上司に心理的安全性を求めていることが明らかになりました。上司は部下の「主体性」を期待する一方、部下は「指示の曖昧さ」に困惑しており、双方の認識ギャップが浮き彫りとなっています。
businessNQ 52/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年6月1日 18:30
  • 🔍 収集: 2026年6月1日 09:50
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 09:57(収集から7分後)
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、421人の社会人男女を対象に「2026年 上司と部下の意識調査」を実施しました。本調査では、上司と部下別に、上司の役割や双方が感じているギャップ、コミュニケーションでの困りごとや知りたいこと、求めることや言われて嬉しい・嫌なことを調査したものです。

【上司と部下の意識ギャップ】
過去の Job 総研調査では、上司の 6 割が「部下を叱った経験がない」と回答し、世代間ギャップやハラスメントの懸念から指導が減少傾向にあるものの、部下は叱られたいと考えていることが明らかになっています。2026年卒が入社して2か月が経過したこの状況で、上司は部下の指導や育成に、部下は上司の意図などのコミュニケーション面で悩むことも増えると考えられますが、実際に上司と部下は、互いの役割や理想のコミュニケーションについてどのようなことを望んでいるのでしょうか。

【調査概要】
調査対象者:現在就業中のJobQ Town登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2026年5月13日~5月18日
有効回答数:421人
調査方法:インターネット調査

【TOPICS】
・部下が考える上司の主な役割は「安心できる職場環境の整備」 上司の回答は「部下の育成」が1位
・部下が感じているギャップは「成果に対する意識」 上司は「仕事への熱量」が1位
・部下の62.3%が上司の指示の曖昧さなどに「困りごとあり」 上司に求めることは「心理的安全性」が1位
・上司の69.9%が部下の主体性などに「困りごとあり」 部下に求めることは「主体性」が1位
・部下は上司が「自分に期待していること」を知りたい 上司は部下の「理想の指導の仕方」を知りたい

(中略:調査詳細データは原文参照)

【調査まとめ】
Job総研が実施した「2026年 上司と部下の意識調査」では、上司部下ともに良好な関係構築を重視する一方で、コミュニケーションや仕事観にギャップが存在することがわかりました。上司側は、自身の役割として「部下の育成」や「安心できる職場環境の整備」を、部下側も「安心できる職場環境」や「失敗時に責任を取ること」を挙げていることから、部下は上司に対して管理よりも支援を求めていると考えられます。特に部下側では「心理的安全性」や「傾聴姿勢」を重視する回答が上位となり、対話型マネジメントへの期待が高まっていることがわかりました。

上司側は部下に「主体性」や「報連相」「責任感」を求める傾向が強く、「主体性を感じにくい」「指示待ちが多い」といった悩みを抱えています。対して部下側では、「指示が曖昧」「相談しても改善されない」「話しかけにくい」といった悩みが多く、上司は“自走してほしい”、部下は“明確に導いてほしい”という認識差が見られました。

また、上司は部下に対して「仕事への熱量」「主体性・自発性」にギャップを感じる一方、部下は「成果に対する意識」や「はたらき方への価値観」にギャップを感じています。2026年は、出社回帰やAI活用など、はたらき方・仕事の進め方そのものが変化している時期でもあり、世代間だけでなく“仕事観の多様化”がコミュニケーション難易度を高めている可能性もあります。

一方で、コミュニケーションにおいては、双方が“相手を理解したい”と考えている点も特徴的でした。上司側は「理想の指導方法」や「適切な距離感」を知りたいと回答し、部下側は「自分への期待」「求めている報連相のレベル」を知りたいと回答しています。これは、関係性の悪さというより、正解が分からず慎重になっている状態とも考えられるでしょう。

加えて、部下が上司から言われたくない言葉として「言わなくても分かるでしょ」「なんでできなかったの?」が上位となったことからも、察することを求められる雰囲気や感情ベースのコミュニケーションに対する抵抗感がうかがえました。背景には、ハラスメント意識の高まりや心理的安全性を求める人の増加、若年層を中心とした“納得感重視”の傾向があると考えられます。

今回の調査からは、上司部下ともに良好な関係を望みながらも、互いの価値観や期待値、適切なコミュニケーション方法が分からず、距離感に悩んでいる実態が見えました。はたらき方や価値観が多様化する中で、従来の背中で教えるマネジメントではなく、期待値の言語化や対話を通じた認識の共有が、今後の組織づくりにおいてより重要になっていく可能性が考えられる結果となりました。

よくある質問

なぜ上司は部下を叱れないのですか?

ハラスメントへの懸念や世代間ギャップにより、指導の難易度が上がっていることが背景にあります。