OptQC、JSTムーンショット型研究開発事業 目標6の研究開発課題に参画

光量子コンピュータのOptQC株式会社は、JSTのムーンショット型研究開発事業において、誤り耐性型全光学式光量子コンピュータの研究開発プロジェクトに参画し、システム設計および基盤ソフトウェア開発を主導することを発表した。
提携NQ 81/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月20日 19:00
  • 🔍 収集: 2026年5月20日 10:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月20日 10:41(収集から9分後)
光量子コンピュータの研究開発を手掛けるOptQC株式会社は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が推進するムーンショット型研究開発事業 目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」において、研究開発プロジェクト「誤り耐性型全光学式光量子コンピュータの研究開発」に参画したことをお知らせいたします。

当社取締役の古澤明がプロジェクトマネージャー(PM)を務める本プロジェクトにおいて、当社は日本発の独自技術である「全光学式」による誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現を主導いたします。

当社の役割と到達目標:次世代計算プラットフォームの確立

当社は本プロジェクトにおいて、実用化を担う中核としてハードウェアからソフトウェアにわたるシステム全体の設計・構築、および基盤ソフトウェアの研究開発を一貫して担当いたします。

従来の光量子コンピュータは、測定時に光信号を電気信号に変換する際の処理スピードがボトルネックとなっていました。当社は、光パラメトリック増幅器(OPA)等を用いることで、電気信号を介さずに光のまま情報を処理する「全光学式フィードフォワード」の手法を確立します。これにより、将来的には現在のスーパーコンピュータの1万倍にあたる「クロック周波数10THz」での超高速演算と、究極的な超低エネルギー消費を両立した、世界標準の計算環境の実現をめざします。

この革新的なシステムを具現化するため、以下の2つの研究開発課題を推進いたします。

1. 全光学式光量子コンピュータシステムの研究
電気信号処理の帯域・遅延の制約を打破する全光学式計算システムの構築を行います。初年度(2026年度)は基礎技術の確立を担う東京大学と連携し、将来的な高クロック化と大規模化の両立に必要な拡張性を見据えたシステム設計を牽引します。最終的には100万入力モード規模の大規模化と超高速演算の実現によって、複雑な大規模計算を現実的な時間と電力で実行可能な状態へと導きます。

2. 量子ビット・連続量変換ソフトウェアの研究
GKP量子ビットに基づく誤り訂正機能の実装など、ハードウェアの進展に歩調を合わせ、従来の「量子ビット」アルゴリズムを当社の連続量方式の光量子計算機で実行可能な形式へ変換するソフトウェア基盤(コンパイラ/SDK/シミュレータ等)を開発します。
初年度は、理化学研究所が運用するクラウド光量子コンピュータ向けに、回路表現を実機制御パラメータへ変換する基盤を構築し、量子ビットを前提に開発されてきた既存の量子アルゴリズムや量子回路をシームレスに全光学式マシンへ移行・活用できるエコシステムの確立を推進します。これにより、高度な量子計算を誰もが容易に利用できる環境の実現をめざします。

よくある質問

OptQCの全光学式量子コンピュータは何がすごいのですか?

従来の光電変換を介する処理スピードの制約を解消し、光のまま超高速に情報を処理できる点です。

ムーンショット目標6とは何ですか?

2050年までに、経済や産業、安全保障に大きく貢献する誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現を目指す国の事業です。

OptQCの参画による具体的な成果は何を目指していますか?

10THzのクロック周波数と大規模な計算入力を両立させ、複雑な計算を現実的な電力と時間で行える計算環境です。