台北が誇る書の至宝・何創時コレクションを日本初の大規模公開!特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」今秋、大阪市立美術館で開催
Key facts
- 台北が誇る書の至宝・何創時コレクションを日本初の大規模公開!特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」今秋、大阪市立美術館で開催
- 台北の何創時書法芸術基金会が所蔵する明代の書画コレクションを、日本で初めて大規模公開する特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」が、2026年秋に大阪市立美術館で開催される。82点の作品のうち約9割が日本初公開となる。
- Source: PR Times
- Date: 2026年6月4日
Direct answer
台北の何創時書法芸術基金会が所蔵する明代の書画コレクションを、日本で初めて大規模公開する特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」が、2026年秋に大阪市立美術館で開催される。82点の作品のうち約9割が日本初公開となる。
- Citation
- 台北が誇る書の至宝・何創時コレクションを日本初の大規模公開!特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」今秋、大阪市立美術館で開催 (2026年6月4日), PR Times
- Source
- PR Times
- Date
- 2026年6月4日
台北の何創時書法芸術基金会が所蔵する明代の書画コレクションを、日本で初めて大規模公開する特別展「躍動する明代の書―台北・何創時コレクションの至宝」が、2026年秋に大阪市立美術館で開催される。82点の作品のうち約9割が日本初公開となる。
📋 記事の処理履歴
- 📰 発表: 2026年6月4日 01:35
- 🔍 収集: 2026年6月3日 16:51
- 🤖 AI分析完了: 2026年6月6日 23:25(収集から78時間33分後)
何創時書法芸術基金会は何国慶氏によって1995年に台北で創設された財団で、昨年30周年を迎えました。明・清時代の書を中心に多数の作品を蒐集し、展覧会・講座などの活動を通じて書芸術の振興を図っています。日本の書家や研究者で訪れる方も多く、注目されています。
この度は、そのコレクションの中でも質量ともに最も充実している明代中期から明末清初の書に焦点をあて、日本初公開の作品を多数含む82件を精選して展示します。江戸時代には文徴明・董其昌らの書をもとに、唐様が流行しました。黄檗僧らがもたらした明末清初の書は、今日の書壇でも手本として習われています。
明代の書は多様性に富み、個性あふれる作品が揃っています。この特別展を通じて、躍動する筆墨の美をぜひお楽しみください。
公式HPはこちら▼
https://www.osaka-art-museum.jp/special_exhibition/mindai
みどころ
①台北が誇る書の至宝・何創時コレクション―日本初の大規模公開!
総数およそ2,500件のコレクションの中から、優品82件を一挙に公開します。
このうち72件、出品の9割近くが日本初公開作品です。何創時コレクションがこれほどの規模にて日本で紹介されたことはなく、貴重な機会となります。
②呉(蘇州)派・華亭(松江)派の大家の書画は必見!
明代中期に活躍した蘇州(江蘇省)の祝允明・文徴明・王寵、後期に書壇の主流を占めた松江(今の上海市松江区)の張弼・董其昌・陳継綬といった、書道史を飾る明代中後期の大家の名品が並びます。
③明末清初の名家の条幅作品が充実!
米万鍾・張瑞図・黄道周・王鐸・傅山・許友らの個性際立つ作品が勢揃いします。
④大阪会場のみの限定開催
2026年秋、大阪市立美術館だけの特別な機会をお見逃しなく。
明とは
1368年、朱元璋が応天府(南京)を首都に明を建国し、漢民族が支配する国家となり、元の統治下で政治の中心で活躍するのが困難だった知識人に科挙の道が開けました。第3代皇帝の永楽帝は、順天府(北京)に遷都し、周囲の国々を服属させて版図を広げ、鄭和を遠征させて多くの国が朝貢するようになりました。日本とは勘合貿易という形で交易を行いました。国内では江南地方で農業に加え商工業が発展し、中期になると蘇州を始めとする都市が栄え、文化の中心は江南へと移りました。
一方で暗愚な皇帝も多く、時に宦官が権勢を振うなど、政治的な混乱も度々起こり、北虜南倭や文禄・慶長の役など他国への対応の必要もありました。明末になると財政が疲弊したところに飢饉が起こり、農民反乱も頻発します。1644年、反乱軍の李自成によって北京が陥落、次いで清が南下して明は滅び、最後の漢民族王朝が終焉を迎えることとなりました。
明代の書の特徴
明代の書の特徴は、表現の多様性にあります。明代も中期になると、学書の対象が広がります。晋唐の古典を中心として、宋代の書風を取り入れる者、連綿草や小楷、篆書や隷書を用いる者など多種多様な表現が生まれます。
宋元時代までは、書は主に手元で鑑賞するものでしたが、明代にはこれまでの横巻に加えて掛軸や扇面が広く行われるようになります。特に明末に向かうに従って掛軸は大型化して、いわゆる「長条幅」が多く制作されました。表現もまた情感を発露するかのような個性的で躍動的なものが増え、多字数を草書で連続して揮毫する「連綿草」が流行します。書は「机上の芸術」から「壁面の芸術」に進化したのです。
素材も通常の紙や絹に加えて、金箋などの加工紙や絖も用いられるようになります。さらに文房具などにも趣味的要素が濃くなっていきます。在野での収蔵家も陸続と現れ、家蔵の作品をまとめた法帖(書のお手本)の作成も盛んに行われました。
この背景にあったのは、江南地方を中心に社会経済に大きな変化が起きたことです。絹や綿に代表される手工業の隆盛、それに伴う商業・交通の発達などにより、書画の商品化も進むことになります。すると、以前は宮廷とその周辺が中心であった書画は、広く民間の需要にも応えることになります。
日本でも江戸時代には、明代中期に蘇州を中心に活躍した呉派(祝允明・文徴明・王寵ら)、後期に書壇の主流を占めた松江の華亭派(張弼・董其昌・陳継綬ら)に代表される文人たちの書風がもてはやされて、「唐様」の書が流行しました。黄檗僧らによってもたらされた明末清初の書は、近代になるとその大胆で個性的な表現が注目されます。今日の書の団体展や公募展でも、漢字分野では多く手本の対象となっています。何創時コレクションには明代中後期から、米万鍾、張瑞図、黄道周、王鐸、倪元璐、傅山、許友などの明末清初の作品までが充実しており、一般の方々はもとより、現代の書家の方々にも大変参考になる特別展となります。
台北何創時書法芸術基金会(何創時コレクション)とは
台北にある何創時書法芸術基金会は、董事長(日本でいう理事長)で収蔵家の何国慶氏が、1995年に父の名を冠して設立した財団。所蔵品は明・清時代の書を中核とし、王陽明、徐渭、王鐸、張瑞図、黄道周、倪元璐ら明代の賢人たち2,000余人の書画作品2,500余件を収蔵しています。
同財団は年間を通じて展覧会や学術講座を開催し、国際的な芸術・文化交流の拡大に積極的に取り組んでいます。これまでに日本をはじめ重要な書の特別展にも作品を貸出し、東アジアの書道交流の架け橋を築いてきました。近年では展示室「創時講堂」や「オンライン博物館」を開設し、学術研究のために収蔵資料を公開することで、書道文化の発展を継承しています。
今回、大阪市立美術館での特別展では、同財団としては初めて、日本において明代の書画コレクションを大規模に展示します。展示作品は計82件で、その9割近い72件が日本での初公開となります。
おもな展示作品
※作品は、すべて台北何創時書法芸術基金会蔵
※寸法は縦×横(cm)
蘇州第一の名手 祝允明(1460~1526年)
右手の指が六本あったので、枝山・枝指生と号しました。幼いころから晋唐の書の臨書にはげみ、後には宋元の書までに及びました。作風は幅広く、鍾繇や王羲之などを学んだ小楷から、晩年の狂草まで、数多くの名品を残しています。同郷蘇州の後輩、王世貞は「天下の法書、吾が呉(蘇州)に帰す。祝京兆允明最と為す」と評しています。
力強く古風な筆法。字と行が絶妙なバランスを織りなす8mの大作
この度は、そのコレクションの中でも質量ともに最も充実している明代中期から明末清初の書に焦点をあて、日本初公開の作品を多数含む82件を精選して展示します。江戸時代には文徴明・董其昌らの書をもとに、唐様が流行しました。黄檗僧らがもたらした明末清初の書は、今日の書壇でも手本として習われています。
明代の書は多様性に富み、個性あふれる作品が揃っています。この特別展を通じて、躍動する筆墨の美をぜひお楽しみください。
公式HPはこちら▼
https://www.osaka-art-museum.jp/special_exhibition/mindai
みどころ
①台北が誇る書の至宝・何創時コレクション―日本初の大規模公開!
総数およそ2,500件のコレクションの中から、優品82件を一挙に公開します。
このうち72件、出品の9割近くが日本初公開作品です。何創時コレクションがこれほどの規模にて日本で紹介されたことはなく、貴重な機会となります。
②呉(蘇州)派・華亭(松江)派の大家の書画は必見!
明代中期に活躍した蘇州(江蘇省)の祝允明・文徴明・王寵、後期に書壇の主流を占めた松江(今の上海市松江区)の張弼・董其昌・陳継綬といった、書道史を飾る明代中後期の大家の名品が並びます。
③明末清初の名家の条幅作品が充実!
米万鍾・張瑞図・黄道周・王鐸・傅山・許友らの個性際立つ作品が勢揃いします。
④大阪会場のみの限定開催
2026年秋、大阪市立美術館だけの特別な機会をお見逃しなく。
明とは
1368年、朱元璋が応天府(南京)を首都に明を建国し、漢民族が支配する国家となり、元の統治下で政治の中心で活躍するのが困難だった知識人に科挙の道が開けました。第3代皇帝の永楽帝は、順天府(北京)に遷都し、周囲の国々を服属させて版図を広げ、鄭和を遠征させて多くの国が朝貢するようになりました。日本とは勘合貿易という形で交易を行いました。国内では江南地方で農業に加え商工業が発展し、中期になると蘇州を始めとする都市が栄え、文化の中心は江南へと移りました。
一方で暗愚な皇帝も多く、時に宦官が権勢を振うなど、政治的な混乱も度々起こり、北虜南倭や文禄・慶長の役など他国への対応の必要もありました。明末になると財政が疲弊したところに飢饉が起こり、農民反乱も頻発します。1644年、反乱軍の李自成によって北京が陥落、次いで清が南下して明は滅び、最後の漢民族王朝が終焉を迎えることとなりました。
明代の書の特徴
明代の書の特徴は、表現の多様性にあります。明代も中期になると、学書の対象が広がります。晋唐の古典を中心として、宋代の書風を取り入れる者、連綿草や小楷、篆書や隷書を用いる者など多種多様な表現が生まれます。
宋元時代までは、書は主に手元で鑑賞するものでしたが、明代にはこれまでの横巻に加えて掛軸や扇面が広く行われるようになります。特に明末に向かうに従って掛軸は大型化して、いわゆる「長条幅」が多く制作されました。表現もまた情感を発露するかのような個性的で躍動的なものが増え、多字数を草書で連続して揮毫する「連綿草」が流行します。書は「机上の芸術」から「壁面の芸術」に進化したのです。
素材も通常の紙や絹に加えて、金箋などの加工紙や絖も用いられるようになります。さらに文房具などにも趣味的要素が濃くなっていきます。在野での収蔵家も陸続と現れ、家蔵の作品をまとめた法帖(書のお手本)の作成も盛んに行われました。
この背景にあったのは、江南地方を中心に社会経済に大きな変化が起きたことです。絹や綿に代表される手工業の隆盛、それに伴う商業・交通の発達などにより、書画の商品化も進むことになります。すると、以前は宮廷とその周辺が中心であった書画は、広く民間の需要にも応えることになります。
日本でも江戸時代には、明代中期に蘇州を中心に活躍した呉派(祝允明・文徴明・王寵ら)、後期に書壇の主流を占めた松江の華亭派(張弼・董其昌・陳継綬ら)に代表される文人たちの書風がもてはやされて、「唐様」の書が流行しました。黄檗僧らによってもたらされた明末清初の書は、近代になるとその大胆で個性的な表現が注目されます。今日の書の団体展や公募展でも、漢字分野では多く手本の対象となっています。何創時コレクションには明代中後期から、米万鍾、張瑞図、黄道周、王鐸、倪元璐、傅山、許友などの明末清初の作品までが充実しており、一般の方々はもとより、現代の書家の方々にも大変参考になる特別展となります。
台北何創時書法芸術基金会(何創時コレクション)とは
台北にある何創時書法芸術基金会は、董事長(日本でいう理事長)で収蔵家の何国慶氏が、1995年に父の名を冠して設立した財団。所蔵品は明・清時代の書を中核とし、王陽明、徐渭、王鐸、張瑞図、黄道周、倪元璐ら明代の賢人たち2,000余人の書画作品2,500余件を収蔵しています。
同財団は年間を通じて展覧会や学術講座を開催し、国際的な芸術・文化交流の拡大に積極的に取り組んでいます。これまでに日本をはじめ重要な書の特別展にも作品を貸出し、東アジアの書道交流の架け橋を築いてきました。近年では展示室「創時講堂」や「オンライン博物館」を開設し、学術研究のために収蔵資料を公開することで、書道文化の発展を継承しています。
今回、大阪市立美術館での特別展では、同財団としては初めて、日本において明代の書画コレクションを大規模に展示します。展示作品は計82件で、その9割近い72件が日本での初公開となります。
おもな展示作品
※作品は、すべて台北何創時書法芸術基金会蔵
※寸法は縦×横(cm)
蘇州第一の名手 祝允明(1460~1526年)
右手の指が六本あったので、枝山・枝指生と号しました。幼いころから晋唐の書の臨書にはげみ、後には宋元の書までに及びました。作風は幅広く、鍾繇や王羲之などを学んだ小楷から、晩年の狂草まで、数多くの名品を残しています。同郷蘇州の後輩、王世貞は「天下の法書、吾が呉(蘇州)に帰す。祝京兆允明最と為す」と評しています。
力強く古風な筆法。字と行が絶妙なバランスを織りなす8mの大作
よくある質問
この特別展はいつ、どこで開催されますか?
2026年秋に、大阪市立美術館で開催されます。大阪会場のみの限定開催です。
展示作品のうち、日本初公開のものは何点ありますか?
全82点の展示作品のうち、約9割にあたる72点が日本初公開です。
何創時書法芸術基金会とはどのような団体ですか?
1995年に何国慶氏が台北に設立した財団で、明・清時代の書を中心に約2,500件を収蔵し、展覧会や学術講座を通じて書芸術の振興を図っています。
展示の見どころは何ですか?
祝允明、文徴明、董其昌など明代中後期の大家の名品に加え、明末清初の個性的な条幅作品が充実している点です。
明代の書の特徴は?
表現の多様性にあり、掛軸や扇面が広まり、特に明末には大型の長条幅や連綿草が流行しました。書が「机上の芸術」から「壁面の芸術」へと進化した時代です。