現実空間を“IPアドレスのように扱う”新基盤「空間アドレス」を発表

株式会社ミラリスタは、現実空間のあらゆる場所にIPアドレスのような識別子を対応付け、位置を共通のIDとして扱う新基盤構想「空間アドレス」を発表した。この構想は、異なる測位手段(GNSS・SLAM等)で取得された位置情報を同一の識別子に正規化し、屋内外を問わず「同じ場所」を同じIDで扱えるようにする。これにより、人・ロボット・車両・デバイスなど複数主体が共通の基盤で位置を扱い、空間全体を前提とした協調動作や全体最適な運用が可能になる。関連技術は特許出願済み。2026年4月15日より開催される「Startup JAPAN EXPO 2026」にて紹介予定。
新製品/サービス発表NQ 80/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月14日 20:14
  • 🔍 収集: 2026年4月14日 11:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月14日 14:12(収集から2時間40分後)
株式会社ミラリスタ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:金野幸治)は、現実空間のあらゆる場所に“IPアドレスのような識別子”を対応付け、位置を共通のIDとして扱う新たな基盤構想「空間アドレス」を発表しました。




本構想は、異なる測位手段(GNSS・SLAM等)で取得された位置情報を同一の識別子に正規化することで、屋内外を問わず「同じ場所」を同じIDで扱えるようにするものです。




これにより、人・ロボット・車両・デバイスなど複数主体が共通の基盤で位置を扱い、空間全体を前提とした協調動作や、位置情報を基盤とした全体最適な運用の実現が可能になります。




なお、本構想に関連する技術については、特許出願を行っています。




また本構想は、2026年4月15日より開催される「Startup JAPAN EXPO 2026」にて、具体的な適用イメージとともに紹介予定です。









空間をIDで扱う『空間アドレス』の概念図









■背景




現在、位置情報は主に緯度・経度・高さといった座標によって表現されています。しかし、これらの座標は測位手段や環境に依存するため、実際の現場では以下のような課題が存在しています。









・屋内や非オープンスカイ環境では位置特定が難しい
・異なる測位手段間で位置が一致しない
・座標情報は直感的に理解しづらい
・インフラや建設現場で位置共有に手間がかかる









さらに近年では、複数のロボットや人、車両などが同一空間内で協調して動作するユースケース(例:工場内のロボット協調、建設現場での安全管理、自動運転車の協調制御)が増加しています。









しかし現状では、









・各機体が異なる測位手段(GNSS、SLAM、マーカー等)を利用している
・同じ場所でも座標が一致せず、相互認識が困難
・位置情報の統合や変換に大きなコストがかかる









といった問題があり、「空間を共通に理解する基盤」が存在しないことが、協調制御のボトルネックとなっています。









このように、「同じ場所であっても同じものとして扱えない」という課題が存在しており、より統一的に位置を扱える新たな枠組みが求められています。









また、インターネットの世界ではIPアドレスによって機器が一意に識別され、異なるネットワーク間でも統一的に通信が可能となっています。一方、現実空間にはそのような共通の識別基盤は存在していません。









■空間アドレスとは何か




「空間アドレス」は、現実空間を一定の単位で区切り、それぞれに識別子を付与することで、位置を“座標”ではなく“ID”として扱うことを可能にする概念です。









これは、インターネットにおけるIPアドレスのように、「場所そのもの」に識別子を対応付けるアプローチです。









従来の座標が「測定方法に依存する値」であるのに対し、空間アドレスは測位手段に依存せず、同一空間を同一IDで扱える点に特徴があります。









これにより、異なる測位手段で取得された位置であっても、同一の場所であれば同一の識別子として扱うことが可能になります。









さらに、空間アドレスは、人・ロボット・車両・ドローンなど異なる主体間で共通に参照可能な“空間の共通言語”として機能し、リアル空間における協調動作の基盤となります。









主な特徴は以下の通りです。









・空間を分割し、それぞれに一意の識別子を付与
・用途に応じて解像度(LOD)を柔軟に変更可能
・屋内外をまたいだ一貫した位置表現
・異なる測位手段でも同一空間を同一IDで表現可能
・複数主体(人・ロボット・車両等)間での位置共有・協調を可能にする









これにより、異なるシステムや主体間で位置情報を共通の基盤として扱うことが可能となり、従来必要であった座標変換や個別対応を不要とし、システム間連携のコストを大幅に低減することが期待されます。また、複数のシステムや事業者間で共通に利用されることを前提とした位置情報基盤としての展開も視野に入れています。









測位手段に依らず、同一空間を同一IDで表現する「空間アドレス」の基本概念









■ロボット・XR・IoTとの連携構想




従来、ロボットや各種デバイスの動作は座標ベースで制御されてきましたが、環境や測位手段の違いにより、同一位置の認識にズレが生じるという課題がありました。









特に近年では、複数のロボット・人・車両などが同一空間内で協調して動作するユースケースが増加しており、主体間で「同じ場所」を共通に認識できることが重要となっています。









空間アドレスを活用することで、IPアドレスで通信先を指定するように、「場所そのもの」を直接指定し、異なる主体間で共通の基準として扱うことが可能になります。これにより、位置情報のズレを前提としない協調制御や情報連携の実現が期待されます。









さらに、「場所のID」を指定するだけで、目的地までの移動経路を自動的に生成できる仕組みの実現も視野に入れています。これにより、複数のロボットが同一の作業地点に順次アクセスする場合や、混雑状況を踏まえて経路を動的に調整するような高度な協調動作が可能となります。









例えば、図面上で指定した“場所のID”をそのまま現場で共有し、ロボットが同一地点へ移動して作業を実行する利用に加え、橋梁・トンネル・上下水道などGNSSが届かない範囲や、屋内外をまたぐインフラ点検において、点検箇所を人・ロボット・システム間で正確に一致させる、といった利用が想定されます。









また、自動運転分野においても、単独車両の位置把握にとどまらず、複数車両間での位置共有や経路調整、渋滞回避や衝突回避といった協調制御への展開が期待されます。









これにより、例えば以下のような活用が考えられます。









・工場内において、複数のロボットが同一作業エリアを共有しながら、干渉を回避して作業を分担
・建設現場において、人と重機・ロボットが同一の危険エリアを認識し、安全管理を高度化
・橋梁・トンネル・上下水道などのインフラ点検において、点検箇所を人・ロボット間で正確に一致
・XRデバイスを通じて、図面上の位置と現実空間の位置を一致させた直感的な作業指示・共有
・自動運転や搬送システムにおいて、複数車両間での経路調整や渋滞回避、衝突回避を実現









なお、これらの連携は構想段階であり、今後の技術検討・実証を通じて具体化を進めていく予定です。




空間アドレスによる位置指定で動作するロボットのイメージ









■展示会での紹介について




本構想は、以下の展示会にて紹介予定です。




会場では、空間アドレスの考え方や、現場での活用を想定した適用イメージについて紹介予定です。本構想の初公開の場となりますので、ぜひ会場にてお声がけください。









【展示会名】Startup JAPAN EXPO 2026




【小間番号】15-44




【開催日時】2026年4月15日~16日 10時~17時




【開催場所】幕張メッセ 国際展示場 展示ホール7・8




【公式URL】https://eight-event.8card.net/lp/startup-japan/2026/⁠









■今後の展開




ミラリスタは、空間アドレスを基盤とした位置情報の新たな活用可能性について、技術検討および実証を進めていきます。特に、建設、製造、社会インフラ分野において、実運用を見据えた連携と検証を推進するとともに、複数主体が共通の空間認識のもとで連携するための基盤としての確立を目指します。









■代表コメント




株式会社ミラリスタ




代表取締役CEO 金野幸治









「インターネットではIPアドレスによって機器が統一的に扱われていますが、現実空間にはそのような共通の仕組みが存在していません。空間アドレスは、場所そのものに識別子を対応付けることで、位置を共通基盤として扱えるようにする試みです。




これにより、従来のように個々の機器やシステムごとに位置を最適化するのではなく、空間全体を共通の基準で捉え、人・ロボット・車両など複数主体が連携した“全体最適”の制御や運用が可能になると考えています。将来的には、“場所のID”を指定するだけで移動や作業が実行されるような仕組みの実現も視野に入れています。」









■会社概要




会社名:株式会社ミラリスタ




所在地:東京都品川区




代表者:代表取締役CEO 金野幸治




事業内容:建設・製造業向けソフトウェア、ハードウェア開発、販売、コンサルティング









■お問い合わせ先




株式会社ミラリスタ
URL:https://mirarista.com/
Email:info@mirarista.co.jp

よくある質問

空間アドレスとは何ですか?

空間アドレスは、株式会社ミラリスタが発表した新基盤構想で、現実空間のあらゆる場所にIPアドレスのような識別子を対応付け、位置を共通のIDとして扱うものです。異なる測位手段で取得された位置情報を同一の識別子に正規化し、屋内外を問わず同じ場所を同じIDで扱えるようにします。

空間アドレスはどのような課題を解決しますか?

空間アドレスは、屋内や非オープンスカイ環境での位置特定困難、異なる測位手段間の位置不一致、座標情報の理解しづらさ、複数主体間の位置情報共有・協調のボトルネックといった課題を解決します。

空間アドレスの主な応用分野は何ですか?

空間アドレスは、建設、製造、社会インフラ、自動運転、XR、IoTなどの分野で、人・ロボット・車両・デバイス間の協調動作や全体最適な運用に活用されることが期待されています。