株式会社ミツモア(本社:東京都中央区、代表取締役:石川彩子)は、設備・保守・リフォームといった現場業(ブルーカラー業)の経営者を対象にした「現場産業のDX実態と経営」についての調査を実施したのでお知らせいたします。

<サマリー>

・多くの業務で3分の2以上がデジタル化できている。一方で、データの一元化ができるかという質問では半数ができていないと回答。

3分の2がデジタル化による効果を実感している。中でも利益率、業務時間に対する実感が大きいことが判明。

・「ブルーカラービリオネア」というワードの認知は全体の4分の1ほど。一方で、3人2人の経営者が従業員の年収1000万円を目指したいと思っている。

約40%の現場業経営者が現場産業の成長を期待している。

・現場産業の現状の阻害要因として経営者が考えているのは、半数が「人手不足」と回答。

続いて価格競争(30%)人材育成(26%)、下請構造(24%)。

<調査の詳細>

多くの業務で3分の2以上がデジタル化できている。一方で、データの一元化ができるかという質問では半数ができていないと回答。

「記載の業務はどの程度デジタル化されていますか。」という質問については、多くの業務で3分の2以上がデジタル化できていると回答しました。一方で、それらの業務を一元化できているかという質問はできている人とそうでない人が半々になる結果となりました。業務ごとのデジタル化が進んでいる一方で、一部では一元化に対して課題を感じる経営者がいることがわかりました。

3分の2がデジタル化による効果を実感している。中でも利益率、業務時間に対する実感が大きいことが判明。

「業務をデジタル化したことによってどのような効果があったか」という質問に対して、まずおよそ3分の2の経営者が効果を実感しているという回答になりました。特に効果があったものについて聞くと、「業務時間の削減」と「利益率の改善」の2つが多くを占めており、会社の経営部分(人員不足と売上)にデジタル化が寄与できていることがわかりました。

「ブルーカラービリオネア」というワードの認知は全体の4分の1ほど。一方で、3人2人の経営者が従業員の年収1000万円を目指したいと思っている。

近年アメリカを中心に言われている「ブルーカラービリオネア」*について、現場業の経営者に聞くと、ワードを知っているのは全体の4分の1程であることがわかりました。一方で、「年収1,000万円を稼ぐ社員が現れるような会社を今後目指したいと思うか」という質問は66%が思っていると回答。「ブルーカラービリオネア」というワードの浸透率はこれからではあるが、現場業の中でも「高所得を得られる社員を増やしたい」という流れが来ていることがわかる結果となりました。

*AIやテクノロジーの進化が進む中で、現場で専門的な技能や肉体労働を伴う「ブルーカラー」の仕事に就きながら、高い技術力と慢性的な人手不足を背景に、莫大な富を築いたり高収入を得たりする層、あるいはその現象を指す言葉

約40%の現場業経営者が現場産業の成長を期待している。

「現場産業は今後成長すると思うか」という質問について、40%の経営者が成長すると回答しました。逆に縮小するのではないかと考える経営者が全体で2割ほどしかおらず、経営目線における現場産業への期待が高まっていることがわかりました。

現場産業の現状の阻害要因として経営者が考えているのは、半数が「人手不足」と回答。

続いて価格競争(30%)人材育成(26%)、下請構造(24%)。

現場産業の成長が期待される一方で、「現場産業が成長する際の阻害要因は何だと思うか」と聞くと、半数が「人手不足」と回答。前問でデジタル化により業務時間の短縮の実感について挙げられていたが、デジタル化によって人手不足を業務時間の改善によって解決しようとする動きが起きていることがわかりました。

他には、価格競争(30%)人材育成(26%)、下請構造(24%)などが阻害要因として挙げられました。歴史の長い産業だからこそ、長い時間で築き上げられてきた慣習などがまわりまわって産業の成長を阻害してしまう要因の一つになっているのかもしれませんが、様々な課題を解決することで現場産業がもっと大きく成長していくのではないか、ということに改めて気づかされる結果となりました。

<まとめ>

近年、アメリカでは高い専門技術を持つ現場職が高収入を実現する「ブルーカラービリオネア」という考え方が注目を集めています。AIや自動化が進展する一方で、設備工事や保守、施工管理といった現場業務は代替が難しく、その価値が改めて見直されているためで、今回の調査結果からは、日本の現場産業においても同様の可能性が広がりつつあることがわかりました。

まず、「ブルーカラービリオネア」という言葉を認知している経営者は約4人1人にとどまりました。一方で、「年収1,000万円を稼ぐ社員が現れるような会社を目指したい」と回答した経営者は66%に達しています。ワード自体の浸透はこれからですが、現場で働く人材の価値を高め、高い収入を実現できる環境をつくりたいという経営者の意識はすでに広がり始めています。

その実現を支える要素の一つとして、多くの業務でデジタル化が進んでおり、実際に約3分の2の経営者がデジタル化の効果を実感していると回答しました。特に「業務時間の削減」や「利益率の改善」への効果が高く評価されており、DXが単なる業務効率化にとどまらず、企業の収益力向上にも寄与していることがわかります。

一方、個別業務のデジタル化は進んでいるものの、業務やデータを一元管理できている企業はまだ限定的であることもわかりました。今後は各業務をデジタル化する段階から、顧客管理・案件管理・施工管理・請求管理などを統合し、経営全体を最適化する段階へ進めるかどうかは、今後重要になってくると考えられます。

今回の調査では、約4割の経営者が現場産業の将来に成長を期待していることも明らかになりました。社会インフラの維持や住宅・設備の更新需要を考えると、現場産業の重要性は今後さらに高まることが予想されます。

日本版ブルーカラービリオネアの実現には、単なる賃上げだけではなく、生産性向上を実現するDX、人材育成への投資、適正な利益を確保できる事業構造への転換が必要です。現場で働く人材の価値を正しく評価し、その価値が報酬に反映される環境が整うことで、日本国内において現場産業がこれまで以上に魅力的な産業へと進化していくのではないでしょうか。

プロワンでは、見積もり作成をはじめ、顧客管理、営業支援、日報・工事書類の作成や分析レポートの作成、収支管理まで、現場に向き合う事業者の業務をオールインワンでサポートすることができます。今回の調査結果をきっかけに多くの事業者の困りごとを親身になって解決できるよう努め、ひいては業界のDX推進に貢献してまいります。

ミツモアnoteにてブルーカラービリオネアに関するnoteを掲載しております。

URL:日本におけるブルーカラービリオネアは ミツモアがつくる。

【調査概要】

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  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
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