トイレットペーパー由来のホコリが、トイレの「ニオイ菌」の栄養源になることを確認
ライオン株式会社は、トイレのニオイ原因菌である「M. luteus」と「K. marina」が、尿汚れだけでなく、トイレットペーパー使用時に飛散するホコリも栄養源として増殖・生存することを研究で明らかにしました。これらの菌は汚れがない環境では1日も生存できませんが、汚れが存在すると最大1ヶ月生存します。また、ホコリは換気扇など空間全体に広がるため、便器周辺だけでなく空間全体の清掃が重要であると提言しています。本研究は2025年室内環境学会学術大会で大会長奨励賞を受賞しました。
📋 記事の処理履歴
- 📰 発表: 2026年5月28日 11:00
- 🔍 収集: 2026年6月1日 01:22(発表から86時間22分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 23:49(収集から22時間27分後)
ライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森 征之)は、トイレ空間内に存在し、トイレのニオイの原因になっている「ニオイ菌」、Micrococcus luteus(以下、M. luteus)とKocuria marina(以下、K. marina)が、尿汚れだけでなく、トイレットペーパー使用時に生じるホコリ(以下、ペーパーホコリ)も栄養源として増殖することを確認しました。また、これら2種の菌は、尿汚れやペーパーホコリがない条件では1日も生存できないのに対し、汚れ共存下では、2週間から1ヶ月間にわたり生育することがわかりました。本研究内容は、2025年12月2日(火)~12月5日(金)に開催された「2025年室内環境学会学術大会(福岡県、北九州国際会議場)」にて発表し、大会長奨励賞(技術部門)を受賞しました。研究背景として、生活者はこまめに掃除をしているにも関わらず、なんとなく残るニオイに不満を抱いています。これまで当社ではニオイ菌が便器周辺だけでなく、床や壁、換気扇などトイレ空間全体に存在していることを見出しました。今回は、トイレ特有の「尿汚れ」と「ペーパーホコリ」が、「ニオイ菌」の生育に与える影響を調べました。検証の結果、尿やペーパーホコリが存在する条件では、いずれの菌も数の増加が認められ、生存期間も大幅に延びることが判明しました。さらに、ペーパーホコリは換気扇による空気の流れに乗って、上方にも舞い上がり、トイレ空間全体に広がることも確認されました。まとめとして、ニオイを抑えるためには、手が届きにくい場所を含め、尿やホコリをなくし、ニオイ菌の生育を促進させないことが重要です。ライオンのリビングケアマイスターは、これからのトイレ掃除には、便器や床だけでなく、換気扇や天井付近など空間全体を意識したお手入れが大切であるとアドバイスしています。
よくある質問
トイレのニオイ菌が栄養源とするものは何ですか?
尿汚れだけでなく、トイレットペーパー使用時に発生するホコリも栄養源として増殖することが確認されました。
ニオイ菌は汚れがない環境でどのくらい生存しますか?
汚れがない環境では1日も生存できませんが、尿やホコリが存在すると2週間から1ヶ月間生存します。
トイレットペーパーのホコリはどこまで広がりますか?
換気扇の空気の流れに乗って、床だけでなく天井や換気扇付近などトイレ空間全体に広がることが確認されました。
この研究はどのような評価を受けましたか?
2025年室内環境学会学術大会にて発表され、大会長奨励賞(技術部門)を受賞しました。
ライオンが推奨するトイレのニオイ対策は何ですか?
日々のこまめな掃除に加え、換気扇や天井付近など手が届きにくい場所を含めた空間全体のケアや、くん煙剤の活用を推奨しています。