今年は7年ぶりの「ピアノソロ・コンサート」を4月〜5月に行った加古隆。作曲家であり自作の楽曲のみを演奏するスタイルで、美しいピアノの響きと共に楽曲の素晴らしさに感動した、観客のスタンディング・オベーションの光景が印象的でした。

新たな気持ちで臨む秋のコンサートは、宮澤賢治が残した詩や童話の「ことば」と加古隆の「音楽」が出会う、「賢治から聴こえる音楽」という作品が選ばれています。初演は1988年ですが、2024年の久しぶりの再演で好評を博し「アンコール!」の声に応える形です。本公演で朗読を担当するのは、加古隆の次男で声優・舞台演出家として活躍中の加古臨王。初めての親子共演も話題でしたし、喝采のステージでした。

また、NHK「映像の世紀」のテーマ曲として流れ続ける「パリは燃えているか」などの代表曲も聴ける、乞うご期待のコンサートとなっています。

宮澤賢治のことばと加古隆の音楽、それぞれの「心象スケッチ」が響き合って、まさに “あの「風の又三郎」が「銀河鉄道の夜」が音楽と結晶してよみがえる“ 唯一無二のステージです。

「賢治はずっと、僕の中で特別な光とか心象風景を持っている作家でした」と加古隆は語ります。その詩想には強い憧れが感じられ、それは音楽を生み出すときのエネルギーと同じものだといいます。

1部では「加古隆クァルテット」による「パリは燃えているか」などを演奏。第2部では「賢治から聴こえる音楽」として、「永訣の朝」、「風の又三郎」、「銀河鉄道の夜」などが披露されます。

出演は加古隆(ピアノ)、相川麻里子(ヴァイオリン)、南かおり(ヴィオラ)、植木昭雄(チェロ)、朗読・加古臨王。

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