認定特定非営利活動法人カタリバは、経済的困難や家庭環境などにより進学にハードルを抱える高校生を対象に、給付型奨学金と進学までのファイナンシャル・プランニングを含む伴走プログラムを組み合わせた「2026年度カタリバ奨学金」の募集を、2026年6月15日より開始しました。
大学進学が一般化している一方で、進学が難しい状況にある高校生も。経済面だけでは解決できない進学の壁
2025年度の文部科学省の調査によると、大学や専門学校などの高等教育機関への進学率は85.4%に達しています。 高校卒業後に進学することは当たり前と感じられる社会になりつつある一方で、家庭の経済状況、奨学金に対する考え方、制度・情報へのアクセス、申請上の難しさなど、さまざまな理由により大学進学を諦めざる得ない高校生も少なくありません。 例えば、世帯年収400万円未満の家庭では、「申請のタイミングを逃した」「将来、返済できるか不安」といった理由から、奨学金に応募しなかったケースも多く見られます。 さらにカタリバが出会った高校生や家庭の中には、「手続きや申請が複雑で、自分たちだけでは進めきれない」「進学後にどれくらいお金がかかるのかわからない」「家庭の状況を考えると、保護者と進学について相談しづらい」といった声も聞かれます。 また、外国にルーツを持つ高校生は制度上の制約に直面することもあります。在留資格によっては、日本で学び働く意欲があっても奨学金の対象外となる場合があります。 こうした背景を持つ生徒の多くは、高校在学中からアルバイトで進学費用を準備していますが、近年の学費や生活費の高騰により、進学を断念せざるを得ない状況があります。
「渡して終わり」にしない、事前の応募サポート・ファイナンシャルプランニング・個別伴走支援で進学と自立を支える奨学金プログラム
前述のような課題を踏まえ、カタリバは給付型支援、公的制度の理解や申請手続きへのサポート、そして個々の状況に応じたファイナンシャル・プランニングという三本柱の支援が重要であると捉えています。 これを受けて2024年に、グローバルファッションブランド「COACH(コーチ)」の社会貢献活動を統括する「コーチ財団」とパートナーシップを組み、「渡して終わり」ではない奨学金プログラムを立ち上げました。 第3期となる今年は、募集枠を100名へと広げ、奨学生の募集を行います。
【本奨学金の特徴】 - **お金の相談をして「一緒に応募する」、応募に向けた事前のオンラインサポート** - **成績ではなく「困りごと」や「背景・状況」を重視した選考**:ひとり親家庭、社会的養護経験者、大学第1世代、JASSOの奨学金を利用できない在留資格の方などを優先的に採用します。 - **自立する力を身につける「ファイナンシャル・プランニング」の伴走プログラム**
2ステップで進学と自立を支える給付型奨学金
本奨学金では、「大学受験費用の奨学金」と「自立に向けた奨学金」の2つの支援を行っています。
**①大学受験費用の奨学金** - 給付額:上限10万円 - 対象:全100名(うち30名は外国ルーツの方対象) - 使途:受験料、交通費、宿泊費、入学金など - 給付時期:2026年9月以降
**②自立に向けた奨学金** - 給付額:上限50万円 - 対象:奨学金①受給者から50名を選抜 - 使途:入学金、一人暮らし準備費用など - 給付時期:2027年1月以降
**応募資格** - 2027年4月に大学・短大への進学を検討している高校生、浪人生(2浪まで)、高卒認定取得者等で、経済的な支援を必要としている方。(専門学校は対象外) - 「外国ルーツ対象枠」は、JASSOの在留資格要件を満たさない方も応募できます。
**応募スケジュール** - 応募受付期間:2026年6月15日(月)〜7月13日(月) 23:59 - 結果通知:2026年8月7日(金)
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:キャンペーン
- 関連組織:COACH(コーチ) / コーチ財団
- 製品・サービス:2026年度カタリバ奨学金