一般社団法人KAiGO PRiDE(所在地:東京都、以下KP)は、ケアとクリエイティブを掛け合わせた新たなアワード「care:tive award(ケアティブアワード 通称:CCA)」を創設しました。

本アワードは、クリエイターとケアの現場が共に作品を生み出し、ケアの「見え方」を変えることを目的としています。受賞そのものではなく、社会の共感を生み出し、認識や行動の変化につなげることを重視した、新しい形のアワードです。

現在4月中旬のエントリーに向けて、公式サイトで先行参加受付を開始しています。エントリーは5月末が締め切りです。

CCA公式サイト

背景|ケアは、すべての人に関わるテーマへ

日本は世界でも類を見ないスピードで高齢化が進む中、「ケア」は特定の誰かではなく、すべての人に関わるテーマとなっています。 日本では2040年に介護人材が約57万人不足するとの推計があり、介護離職は年間約10万人に達しています。「ケア」はもはや特定の誰かではなく、すべての人に関わるテーマです。

しかし、介護や福祉の現場は「大変そう」「自分には関係ない」といったイメージで語られることも多く、その本質的な価値や魅力が十分に伝わっているとは言えません。

KAiGO PRiDEはこれまで、「介護の認識を変える」をテーマに、映画やイベントなどを通じて発信を行ってきました。

その中で見えてきたのは、ケアは“伝え方”によって、その価値の見え方が大きく変わる領域であるということです。

care:tive awardとは

「care:tive(ケアティブ)」とは、Care(ケア)とCreative(クリエイティブ)を掛け合わせた言葉です。

ここでいうケアとは、介護だけでなく、福祉や支援、思いやりなど、お互いが自分らしくあるために人と人が支え合う社会のあり方そのものを指します。だからこそ、その見え方を変えるコミュニケーション・クリエイティブの力が必要です。

私たちは、お互いがお互いを助け合える社会をつくりたいと考えています。

care:tive award(CCA)は、「ケア」と「クリエイティブ」が一体となり、ケアの「見え方」を変える作品を生み出していくアワードです。

特徴|“テーマだけがあるアワード”

本アワードでは、制作物ごとの部門は設けていません。決まっているのは「テーマ」だけ。

表現方法は自由です。

図版・映像 ・写真 ・デザイン ・コピー ・音楽 ・ダンス など

あらゆるコミュニケーションが対象となります。

評価するのは、「作品の形式」ではなく、どれだけケアの見え方を変えたか、それが社会に伝わるか、です。

目的|受賞ではなく、社会を動かすこと

このアワードの目的は、受賞そのものではありません。

ケアの“見え方”を変え、社会の共感を生み出していくこと。

人々の認識が変わり、行動が変わり、そして社会が動いていくこと。

その起点をつくることが、CCAの本質です。

また、このアワードに挑戦する人たちが、年間のクリエイティブ制作を通じて、 これからの社会における「共感創出のリーダー」となっていくことを目指します。

参加対象|すべての挑戦者へ

本アワードは、特別な経験や知識は必要ありません。 必要なのは、「何かを変えたい」という気持ちだけです。

・ プロ/アマチュアのクリエイター

・ 学生

・ これから表現に挑戦したい人

すべての人に開かれています。

もしあなたが、次のような思いを持っているなら、 このアワードはあなたのためのフィールドです。

・ 広告やデザインの技術で、介護の「見え方」を変えたい

・ 高齢社会の課題に、コミュニケーションの設計が足りていないと感じる

・ 自分のクリエイティブが、誰かの認識を動かす瞬間をつくりたい

・ 現場を知ることで、もっと届く表現ができると思う

・ 映像、グラフィック、コピー、デザイン——この技術を介護に使いたい

・ 短期のコンテストではなく、時間をかけて社会と向き合いたい

・ 家族の介護を経験して、この領域に「つくる力」が必要だと感じた

・ 社会課題に対して、クリエイティブという自分の武器で貢献したい

・ 同じ志を持つ人と、領域を越えてつくるフィールドを探している

・ まだ介護を知らない。でも、変える側に加わりたい

このアワードは、新しい視点や表現を社会に届けたいすべての挑戦者に開かれています。

審査基準

本アワードでは、作品の完成度だけでなく、 「どんな視点でケアを捉え、どう社会に届けようとしているか」を大切にしています。

制作物別の部門がないからこそ「伝わるかどうか」が純粋に問われます。

審査は、以下の3つの観点から行います。

① 視点の本質性

その作品は、ケアの新しい「見え方」を生み出しているか。

これまで当たり前だと思われていたことに対して、 「そんな見方もあるのか」と感じさせる気づきがあるかを見ています。

② 気づきとオリジナリティ

その気づきは、その人ならではの視点から生まれているか。

どこかで見たような表現ではなく、 自分の経験や考えから生まれた、オリジナルの視点や切り口になっているかを大切にしています。

③ 社会的インパクト

その作品は、誰かの見方や行動を変えるきっかけになるか。

共感を生み、「ちょっと見方が変わった」「関わってみたい」と思えるような、 小さな変化のきっかけになるかを見ています。

この3つの観点をもとに、「ケアの見え方を変える力」を持つ作品を選出します。

プログラムの流れ

care:tive awardは、単なるコンテストではなく、 クリエイターと現場が共に価値を創出する「共創型プログラム」として設計されています。

本プログラムは、以下のステップで進行します。

・ エントリー(〜2026年5月末) Webフォームより応募。 参加者は、「何をどう変えたいか」を言語化し、提案します。

選考(6月中) 書類選考を経て約10名を選出。 アイデアの可能性と視点を重視して選考を行います。

・ ワークショップ(7月)

半日プログラムを実施。 第一線で活躍するメンターと共に、アイデアをブラッシュアップします。

・ 現場ツアー(7月)

実際の介護現場を訪問。 一人の体験(N=1)にとどまらず、複数の視点(N=2以上)へと広げ、理解を深めます。

・ 制作・作品昇華(8月〜10月)

ワークショップおよび現場での体験をもとに、作品を制作。 アイデアを社会に届ける表現へと昇華させていきます。

・ 最終選考(11〜12月)

最終制作物から2027年の受賞者を決定します。

・ 発表・授賞(2027年2月)

完成した作品を発表し、評価・授賞を行います。 その成果は、社会に向けて発信されていきます。

審査員・プロデューサーコメント

伊藤 浩之 (審査員)

今、私たちはこの時代に何ができるのかを問われています。高齢化が進む中、支えを必要とする人は増え続けます。しかし私たちには無限の力があります。一人ひとりの知恵と想い=クリエイティブで、誰もがその人らしく笑顔で生きられる未来を共に創りましょう。今こそ行動の時です。ぜひご参加ください。

伊藤浩之 | 株式会社アイーダクリエーティブ CEO/Executive Creative Director

1961年5⽉15⽇名古屋⽣まれ。1984年⾦沢美術⼯芸⼤学商業デザイン科卒業。

同年、株式会社電通にアートディレクターとして採⽤。30代前半からアートディレクターならではの視点で、商品開発など事業領域からクリエーティブディレクションやブランディング作業を⾏う。特徴として、ブランドの芯をビジュアルで表す「シンボルコミュニケーション」を通しての広告コミュニケーションやCI作業を⾏う。

2019年に電通を退社し(株)アイーダクリエーティブを設⽴しECDとして、企業トップと直接やり取りしながらブランディングのお⼿伝いやトータルコミュニケーションのディレクションを⾏なっている。電通賞、朝⽇・毎⽇・⽇経広告賞、ACC賞、ニューショークフィルムフェステイバルなど、海外広告賞も多数受賞。

KAZ SHINAGAWA (審査員)

ケアは本来すごく身近なのに、その価値や面白さは意外と見えづらいものだと思います。CCAには、クリエイティブの力でその“見え方”を少し変えて、共感を広げていく面白さがあるはず。ジャンルや立場を越えた挑戦が交わることで、新しいケアのストーリーが生まれることを楽しみにしています。

KAZ SHINAGAWA | 株式会社トボガン FOUNDER/CEO

東京、渋谷区出身。93年に渡米、95年にトボガンの前身となるKaz Coodination inc.をLAに立ち上げ、多数のTVCM、雑誌、グラフィックの制作やコーディネートを行い、LAやNYの大手広告代理店と業務提携を結び、AT&Tを始めとするアメリカ大手企業の多言語CMのプロデュースに携わる。 2010年、仕事の幅を広げるため日本へ帰国し、広告の企画制作や海外案件を主業務とする株式会社トボガンを東京に設立、同時にToboggan Inc.をLAに立ち上げる。

現在はクリエイティブ・プロデューサー、クリエイティブ・ディレクターとして、日本から海外へ、海外から日本へあらゆるコンテンツやメディアを通して企業をサポートするなど、活動は多岐にわたる。

鈴木 賢史郎 (審査員)

介護の現場はもちろん、ひろく「ケアする人」に眼差しを向ける。クリエイターならではの方法で、「新しいケア」を生み出す。このアワードをきっかけに、そんな「ケアする仲間」と出会いたいと思っています。孤立が社会問題の大きな一つとなっている今、お互いにケアしあう社会を一緒につくりましょう。

鈴木賢史郎 | TBWA HAKUHODO SENIOR CREATIVE DIRECTOR

大学と大学院で建築設計を学び、2006年にADK入社。2015年よりTBWA HAKUHODO。NISSAN , McDonald’s , Uniqlo , IKEA , adidasなどを担当。NISSANではセレナのトータルブランディングに長年携わり、TVCMはじめ、PR、DIGITAL、EVENTなどの統合コミュニケーションを統括。McDonald’sでは、日本市場のブランドパーパス策定に従事。パーパスを具現化するブランドアクションを開発。2021年からはInnovation領域のチームをリード。プロダクトやサービス開発など、企業のビジネス拡張をサポート。子ども向けのアイデア発想授業も主催。国内外アワード受賞。宣伝会議 講師。

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:イベント
  • 製品・サービス:care:tive award / CCA