SaaSは成熟と高度化、非SaaSは"効果検証"。カスタマーサクセスは次の局面へ。「カスタマーサクセス白書2026」発行

一般社団法人日本カスタマーサクセス協会は、国内のカスタマーサクセス実態を調査した「カスタマーサクセス白書2026」を公開しました。調査では、SaaS企業における専門職化の成熟と、非SaaS企業における既存組織との融合が進む二極化が鮮明となりました。また、リソース不足解消に向けたAI活用が業種を問わず最重要テーマとなっており、6月11日には代表理事の山田ひさのり氏による解説ウェビナーが開催されます。
businessNQ 54/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月28日 11:00
  • 🔍 収集: 2026年6月1日 01:30(発表から86時間30分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月1日 23:09(収集から21時間38分後)
一般社団法人日本カスタマーサクセス協会(所在地:東京都中央区、代表理事:山田 ひさのり 以下 当協会)は、「カスタマーサクセス実態調査2026」を実施し、その集計データをまとめた「カスタマーサクセス白書2026」を本日公開しました。また、協会代表理事の山田ひさのりによる解説ウェビナーを6月11日(木)に開催予定です。

■「カスタマーサクセス実態調査2026」について
「カスタマーサクセス白書」は、国内のカスタマーサクセスの実態を継続的に記録・分析する調査レポートです。2026年版においても、回答者をSaaS企業と非SaaS企業の2つに分類し、両者の比較を通じて市場の実態と変化を可視化しました。
今回の調査では、AI活用の実務定着とSaaS/非SaaS間の「成熟と高度化」「実効性の検証」という二極化が鮮明に浮かび上がる結果となりました。SaaS/非SaaSを問わずカスタマーサクセスに従事する方々が感じていた市場の変化や動向が、データとして明確に可視化されています。

■ 発行にあたり 代表理事 山田ひさのりコメント
「カスタマーサクセス白書2026」の発行にあたり、調査にご協力いただいた907名の皆様、そして日々CS実践の最前線に立つすべての方々に、心より感謝申し上げます。今回の調査から浮かび上がったのは、カスタマーサクセスが「三つの異なる速度」で進化しているという事実です。SaaS企業では、長年の実践知が組織と指標に定着し、専門職としての成熟が着実に進んでいます。非SaaS企業では、CSの概念が急速に広がる一方、組織設計や役割定義において各社が手探りで実装を進めている姿が見えてきました。そして業種を問わず共通するトレンドとして、AIの活用がCS組織のあり方そのものを変え始めています。

■ 調査結果サマリ
1.SaaS企業:成熟と専門職化など高度化が着実に進む
SaaS企業では、CS組織の体系化・指標管理・人材評価のいずれにおいても「高度化」の傾向が明らかになりました。CSが経営アジェンダの中核に位置づけられ、単なる解約防止からNRR(売上継続率)向上を担うプロフィットセンターとしての役割が確立されています。特に人材市場における専門職としての価値向上が顕著であり、個人の年間総収入において「1,000万円以上」を占める割合が26.6%に達するなど、職種の市場価値が向上しています。
2. 非SaaS企業:CS概念の広がりに伴う、既存組織との融合フェーズへ
非SaaS企業でのCS導入は広がりを見せている一方、組織のあり方に新たな潮流が見られます。特定の専門チーム単体で動かすフェーズから、営業や既存のサポート部門にCS機能を融合させる動きが活発化しており、明確に専門チームの役割を分離しない「役割未設定(既存部門との兼務・全社プロジェクトなど)」の割合が52.2%へと拡大しました。
3. AI活用:業種・組織規模を問わず、CS組織のあり方を変革
AIの活用は、業種や組織規模を問わずCS実践者の共通テーマとして浮上しています。特に深刻な「リソース不足」に直面する中、解決策を外部委託ではなくAIによる内製効率化に求める動きが加速しており、非SaaS企業においても47.4%が「AIの活用」を検討・期待しています。

よくある質問

「カスタマーサクセス白書2026」の主な調査結果は何ですか?

SaaS企業では専門職としての成熟と高度化が進み、非SaaS企業では既存部門との融合が進むという二極化が確認されました。また、AI活用が業種を問わず業務効率化の鍵となっています。

SaaS企業におけるカスタマーサクセスの変化は?

単なる解約防止からNRR向上を担うプロフィットセンターへと役割が確立され、専門職としての市場価値も向上しており、年収1,000万円以上の割合が26.6%に達しています。

非SaaS企業でのカスタマーサクセスの現状は?

専門チームを分離せず、営業やサポート部門と兼務する「役割未設定」の割合が52.2%に拡大し、組織への浸透と民主化が進む過渡期にあります。

AI活用はカスタマーサクセスにどのような影響を与えていますか?

リソース不足を補うための内製効率化手段として重要視されており、非SaaS企業の47.4%が活用を検討しています。対人スキルに加え、AIを使いこなすスキルが求められています。

解説ウェビナーの開催概要を教えてください。

2026年6月11日(木)12:10~13:10にオンライン(Zoom)で開催されます。参加費は無料で、事前申し込みが必要です。