企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、当社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳の方を対象に実施した「仕事における失敗経験」に関するアンケート調査の結果を発表します。(回答者:258名、調査期間:2026年1月9日~5月20日)
3割が「直近1年間で大きな失敗を経験」、 うち6割超が「成長に繋がった」と回答
「仕事において、直近1年間で大きな失敗を経験しましたか?」と質問したところ、「経験した」が31.0%、「経験していない」が69.0%となりました。
また、失敗を「経験した」と回答した方に、「経験した失敗は、成長に繋がったと思いますか?」と質問したところ、「はい」が64.0%、「いいえ」が36.0%となり、失敗を経験した人の6割超が、その経験を成長に繋がったものとして捉えていることがわかりました。
20代正社員の「仕事における失敗経験」を調査/ジェイック
失敗の種類:1位「知識・スキル不足」、2位「判断ミス」
失敗を「経験した」と回答した方に、「経験した失敗は、主にどのような種類のものですか?あてはまるものをすべて選択してください」と質問したところ、「知識・スキル不足によるミス」が57.5%、「判断ミス(優先順位の誤り、見通しの甘さなど)」が55.0%、「コミュニケーション不足によるミス(連携漏れ、伝達ミスなど)」が37.5%、「プロセス違反によるミス(確認手順の省略など)」が23.8%、「その他」が7.5%となりました。
失敗の原因は「知識・スキル不足」や「判断ミス」といった、経験の浅さに起因する項目が上位を占めました。一方で「プロセス違反」の割合は比較的低く、若手社員の失敗はルール軽視によるものよりも、経験不足や判断の難しさに起因するものが中心であることがうかがえます。
20代正社員の「仕事における失敗経験」を調査/ジェイック
失敗がわかったときの上司や職場の対応: 「失敗の原因を分析し、次に活かす方法を一緒に考えてくれた」が最多
失敗を「経験した」と回答した方に、「失敗がわかったとき、上司や職場はどのような対応を取りましたか?もっともあてはまるものを1つ選択してください」と質問したところ、「失敗の原因を分析し、次に活かす方法を一緒に考えてくれた」が55.0%、「それほど厳しくはないが、注意や指摘を受けた」が26.3%、「失敗について厳しく注意や指摘を受けた」が17.4%、「特に対応はなかった」が1.3%、「その他」が0%となりました。
半数以上の職場で、失敗を責めるのではなく、原因分析や再発防止策を上司とともに考える「伴走型」の対応が行われていることがわかりました。
20代正社員の「仕事における失敗経験」を調査/ジェイック
6割超が、「今後、成長のために失敗を経験したい」と回答
全員に「今後、成長のために失敗を経験したいと思いますか?」と質問したところ、「はい」が64.0%、「いいえ」が36.0%となり、約3人に2人が、成長のためには失敗も必要な経験であると考えていることがわかりました。
20代正社員の「仕事における失敗経験」を調査/ジェイック
今後、成長のために失敗を経験したい/したくない理由(自由記述・一部抜粋)
「上記で回答した理由を具体的に教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。
<『成長のための失敗』を前向きに望む声>
・失敗した時のことは成功した時よりも鮮明に覚えているから
・自身を強く振り返る機会は失敗した際に生まれると感じるから
・失敗は、単なる結果ではなく改善点が明確になる貴重なフィードバックだと考えているから
・失敗には次の改善に直結する具体的な気づきが詰まっていると思う
・失敗を恐れてチャレンジしない方が良くないと思う
・成功や成長のために失敗はつきものだと思う。失敗をしない=挑戦してないことだと思う
・失敗時の対応は、新入社員の間に経験をしておいた方が後々役立つと思う
・先輩や上司にフォローしてもらえるうちにして慣れたい
・失敗することで、どのようにリカバリーするかがわかるため
・失敗しておくことで、より重大なトラブルが起こった時に適切な対処ができる可能性が上がるから
・トラブル対応を学べるため。以後同じ状況になったときに、予期して修正可能なため
<『成長のための失敗』を望まない声>
・可能であれば、周りに迷惑をかけるような失敗をしたくはない
・失敗は他の人に迷惑がかかる場合が多いので失敗しないに越したことはないから
・失敗した時に責められるのがトラウマになってしまい、失敗=悪という考えが定着してしまったから
・成長したいと思うが、失敗したいとは思わない
・挑戦して成長はしたい。成長するために失敗はしたくない
・失敗から学べることもあると思うが、失敗して学ぶより失敗しないために事前に学ぶことが大事だと思う
・なるべく事前の確認で失敗しないようにしたい
・失敗しないよう気を付けているから
今回の調査結果について、当社取締役の近藤は、次のように述べています。
「今回の調査では、20代正社員の3割が『大きな失敗を経験した』と答え、そのうち6割超が『失敗が成長に繋がった』と回答しました。また、全回答者の6割以上が『今後も成長のために失敗を経験したい』と回答しています。デジタルネイティブ世代であり、効率性を重視すると言われることも多い若手社員ですが、成長には試行錯誤や挑戦が欠かせないことを理解し、その過程で生じる失敗も前向きに受け止めようとしている姿勢がうかがえました。
失敗は、見方を変えれば『育成のチャンス』です。失敗時の上司や職場の対応としては、『原因を分析し、次に活かす方法を一緒に考えてくれた』が過半数を占めました。また、何らかの『注意や指摘を受けた』という回答も4割超にのぼっており、多くの職場で失敗に対するフィードバックが行われていることがわかりました。当社が20代求職者を対象に実施した『上司に求める指導タイプ調査』でも、『伴走型』が最多となっており、若手社員には、単なる指摘にとどまらず、課題解決のプロセスを上司と共有しながら成長したいというニーズがあります。
企業や管理職に求められるのは、失敗を責めるのではなく、学びに変えるマネジメントです。日頃から仕事の目的や期待水準を共有し、安心して挑戦できる環境を整えることで、失敗した際も『何を学んだか』『次にどう活かすか』を建設的に振り返ることができます。対話を通じて若手社員の成長意欲や挑戦心を支えるマネジメントが、これからの組織運営においてますます重要になるでしょう。」
株式会社ジェイック 取締役 Human Growth Division 事業部長 近藤浩充
獨協大学 経済学部卒業後、情報システム系の会社を経て入社。IT戦略事業、全社経営戦略、教育事業、採用・就職支援事業の責任者を経て現職。企業の採用・育成課題を知る立場から、当社の企業向け教育研修を監修するほか、一般企業、金融機関、経営者クラブなどで、若手から管理職層までの社員育成の手
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:就職支援サービス / 企業向け教育研修