Craif、第51回井上春成賞を受賞

Craif株式会社は、尿中マイクロRNA解析による多がん種早期発見プラットフォームの社会実装が高く評価され、第51回井上春成賞を受賞しました。
その他NQ 92/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年6月11日 10:00
  • 🔍 収集: 2026年6月11日 10:24(発表から24分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月11日 12:59(収集から2時間34分後)
バイオAIスタートアップのCraif株式会社は、共同創業者・技術顧問である安井隆雄(名古屋大学 大学院工学研究科 生命分子工学専攻 教授)の研究成果を起点に開発を進めてきた「尿中マイクロRNAによる多がん種早期発見プラットフォーム」が、大学発研究成果の実用化と社会実装を実現した技術として評価され、「第51回 井上春成賞」を受賞しました。

井上春成賞は、大学等の独創的な研究成果を企業が事業化し、わが国の科学技術・経済・福祉の発展に貢献した技術の中から、毎年原則2件のみを表彰する、半世紀の歴史を持つ技術賞です。当社は、安井教授の基礎研究を起点とする尿中マイクロRNA解析技術を、誰もが負担なく受けられるがん早期発見の仕組みとして社会に実装した点を高く評価いただきました。

本技術は、誰もが負担なく採取できる「尿」からがんの分子情報を読み解き、がんを早期に、かつ高い精度で検出する技術基盤です。尿の中には、細胞が放出する「細胞外小胞」という小さな袋が含まれ、その中には遺伝子の働きを細かく調整するマイクロRNAという分子が入っています。がん細胞は、自らの増殖や転移に有利な情報をマイクロRNAを通じて発信しており、健康な人とがんの人とでは尿中のマイクロRNAのパターンに違いが現れます。Craifは、ナノワイヤにより尿中マイクロRNAを補足し、解析する技術を基盤として創業し、バイオマーカー及び臨床情報を含む大規模データベースと人工知能(機械学習)を組み合わせ、複数のマイクロRNAのパターンからがんのリスクを判定する仕組みを確立しました。

本技術を基に、とりわけ早期発見が難しいとされてきたすい臓がんにおいても、複数の医療機関との共同研究を通じて、初期ステージで従来の血液腫瘍マーカーを上回る精度で判定できるアルゴリズムを開発しています。

近年では、がん由来の細胞外小胞が腎臓の糸球体を経て尿へ運ばれる仕組みを世界で初めて実証し、尿ががんの情報を映す有用な生体情報源であることを科学的にも裏づけました。

この技術は2022年に医療機関向け検査として実用化され、その後、自宅で採尿し郵送するだけで検査が完結するがんリスク検査「miSignal(マイシグナル)」へと発展しました。現在は全国約2,500の医療機関で導入されているほか、4,000店舗以上のドラッグストアで提供され、自治体による公費導入も始まっています。大学発の研究成果を実用化し、全国規模で社会実装を進めてきたことが、今回の受賞においても高く評価されました。

よくある質問

Craifの第51回井上春成賞受賞の理由は?

大学発の独創的な研究成果である「尿中マイクロRNA解析技術」を、誰もが負担なく受けられるがん早期発見の仕組みとして、社会実装を実現した点が高く評価されました。

井上春成賞とはどのような賞ですか?

1976年に創設された、産学連携による研究成果の事業化を顕彰するわが国を代表する技術賞の一つです。原則として毎年2件のみが選定される選考の狭き門として知られています。

Craifの尿中マイクロRNA解析技術の特徴は?

尿中の細胞外小胞に含まれるマイクロRNAのパターンを、ナノワイヤ技術とAI(機械学習)を組み合わせて解析し、がんのリスクを早期かつ高精度に判定する技術です。

「miSignal(マイシグナル)」とはどのような検査ですか?

自宅で採尿し郵送するだけで検査が完結するがんリスク検査サービスです。現在は全国約2,500の医療機関や4,000店舗以上のドラッグストアで提供されています。

安井隆雄教授の研究とCraifの関係は?

安井氏はCraifの技術顧問・共同創業者であり、同氏が名古屋大学などで進めてきたナノデバイスによる生命分子解析の研究成果が、Craifのがん早期発見プラットフォームの基盤となっています。