台湾の衛生福利部疾病管制署は本日、今年初の流行性脳脊髄膜炎による死亡例を確認したと発表した。中部在住の60代女性で、5月7日に発症し、翌8日に死亡した。家族や病院の接触者計20名が特定され、予防的投薬が行われており、5月18日まで健康観察が続けられる。疾病管制署の防疫医師である林詠青氏によると、この女性には高血圧の持病があり、7日に発熱、嘔吐、下痢、めまい、悪寒、全身倦怠感の症状が出現。8日に救急搬送されたが、チアノーゼや呼吸不全などの症状を呈し、救急措置も虚しく同日死亡した。検査の結果、B型髄膜炎菌への感染が確認された。林医師は、この女性に最近の海外渡航歴はなく、初期症状が風邪と混同しやすいため、慢性疾患や免疫機能低下などのハイリスク層は特に警戒が必要だと呼びかけている。流行性脳脊髄膜炎は、感染者の飛沫や分泌物との濃厚接触で感染する。健康な人の5〜10%が鼻咽頭に菌を保有している可能性があるが、発症するのは一部である。潜伏期間は2〜10日で、発熱、激しい頭痛、頸部硬直、嘔吐、出血性皮疹などが主な症状。重症化すると肺炎、敗血症、脳膜炎、ショック死に至ることもある。予防には、密集した場所や換気の悪い環境を避け、手洗いと呼吸器衛生を保つことが重要である。また、高リスク群に対しては、医師の評価を受けた上でのワクチン接種を推奨している。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:Health