栃木の強盗殺人事件、「匿名・流動型犯罪グループ」関与の疑い 16歳の高校生4人を逮捕

栃木県上三川町の住宅で発生した強盗殺人事件で、警察はこれまでに16歳の少年4人を逮捕した。事件は「闇バイト」で実行役を募る「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」による犯行の疑いが持たれており、警察は指示役の存在を含め、犯罪組織の全容解明を急いでいる。
その他NQ 0/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月16日 23:23
  • 🔍 収集: 2026年5月16日 23:31(発表から8分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月16日 23:49(収集から17分後)
中央社ニュース

(中央社記者 戴雅真、東京16日専電)栃木県上三川町の住宅で14日、強盗殺人事件が発生し、69歳の女性が死亡、その息子2人が負傷した。警察は本日、強盗殺人の疑いで男子高校生1人を新たに逮捕した。これにより、これまでに計4人の少年が逮捕されたが、全員がわずか16歳だった。警察は、この4人が犯行の実行役であるとみて、事件に「匿名・流動型犯罪グループ(通称:匿流)」が関与している疑いがあるとみて捜査している。

NHKや読売新聞の報道によると、警察の調べで、栃木県上三川町の住宅に14日午前9時25分ごろ、複数の男が押し入ったことが判明した。男らが金品を物色していた際、住人の富山英子さん(69)が刃物で襲撃され、胸などを刺されて死亡した。当時、屋外で農作業をしていて帰宅した40代の長男と30代の次男も、頭を殴打されるなどして負傷した。

警察は15日、相模原市に住む16歳の少年2人を相次いで逮捕。本日さらに、同じく相模原市に住む16歳の男子高校生1人を逮捕し、続いて午後5時40分ごろ、川崎市に住む16歳の男子高校生を強盗殺人の疑いで逮捕した。これで逮捕された少年は4人となった。

警察は、今回の事件が「闇バイト」で実行役を募る「匿流」犯罪グループによる犯行である可能性があるとみて、他の関与者の行方を追っている。

警察は現場周辺の防犯カメラの映像などの手がかりから少年の一人を特定し、15日夜、相模原市の自宅付近で外出先から戻ったところを緊急逮捕した。警察は同時に、付近の公園の駐車場で白い高級輸入車を発見しており、犯行グループが使用した車両とみて調べている。

本日午前、最初に逮捕された男子高校生が宇都宮地方検察庁に送致された。この少年は「同学年の友人に誘われた。他の仲間は車で逃げた」と供述している。捜査関係者によると、少なくとも4人が現場で犯行に加わっており、別に指示を出していた上層部が存在する可能性があるという。

警視庁捜査一課の理事官として殺人や強盗事件の捜査を担当した経験を持つ副島雅彦氏は、「指示役にとっては、実行役が逮捕されても金さえ手に入れば構わないと考えている。住人を金融機関に連れて行き現金を引き出させるため、あえて日中の時間帯を犯行時間に選んでおり、これは典型的な『匿流』の犯行パターンだ」と分析している。

実行役が全員16歳の高校生であることについて、副島氏は「近年、実行役が逮捕されるリスクが高まっているため、犯罪グループはよりコントロールしやすい年少者を狙い、募集対象の年齢を10代まで下げているのではないか」と指摘した。

副島氏は、こうした犯罪はすでに「犯罪ビジネスモデル」として確立されており、犯罪グループは警察との攻防の中で、いかにして逮捕を免れるかを研究し続けていると述べている。

同氏は、近年の警察による主犯格への追及は着実に成果を上げているとし、今回の事件も今後他の事件との関連性が浮上する可能性があると指摘。その際、警視庁や各地の警察が連携し、犯罪組織の壊滅に向けて全力を挙げるだろうとの見方を示した。(編集:楊昇儒)1150516