台湾・南投県:農家や地域住民が協力して絶滅危惧種「石虎(ベンガルヤマネコ)」の生息地を守る

南投県は、絶滅危惧種である石虎(ベンガルヤマネコ)の生息環境を守るために貢献した農家や養鶏場、地域コミュニティに対し「生態報酬金(生態給付金)」を授与しました。産官学が連携した保護活動により、石虎の活動範囲は周辺地域へと着実に拡大しています。
イベントNQ 85/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月15日 18:48
  • 🔍 収集: 2026年5月15日 19:02(発表から14分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月15日 19:04(収集から2分後)
台湾で唯一現存する野生の猫科動物である「石虎(ベンガルヤマネコ)」は、人々の生活圏と生息地が重なっているため、常に存続の危機にさらされています。南投県政府は15日、石虎の生態系サービス給付計画に参加した農家、養鶏家、地域パトロール隊の功績を称える表彰式を行いました。

今回の成果報告会では、2024年度の取り組みが発表されました。環境に優しい農法を実践した農家165名のうち78名の土地で石虎の姿が撮影されたほか、自主通報制度に参加した養鶏場16軒のうち13軒、巡回監視を行った22の地域団体のうち17のコミュニティで石虎が確認されました。農業部林業・自然保護署と生物多様性研究所、県政府は2019年から「絶滅危惧種及び重要生息地生態系サービス給付計画」を推進しており、これまでに支給された報酬金は累計3,800万台湾元を超えています。

南投県農業処の蘇瑞祥処長によると、除草剤や毒餌の使用禁止、放し飼いの犬猫への対策など、農家が環境保全型の農業を実践することで、石虎にとって安全な採餌場所が確保されています。また、石虎ブランドの農産物専用エリアを設けるなど、経済的な価値と保護活動を結びつける試みも功を奏しています。

林業・自然保護署南投分署によると、こうした多角的な保護活動の結果、石虎の活動範囲は中寮郷や集集鎮といった従来の核心地域から、竹山鎮、鹿谷郷、信義郷、さらには彰化県の八卦山周辺や雲林県林内郷へと拡大傾向にあります。特に雲林県での確認件数は年々増加しており、台湾中部・南部における石虎の生息地をつなぐ重要な回廊として期待が寄せられています。

よくある質問

「生態報酬金(生態薪水)」とはどのようなものですか?

農薬の使用を控えたり、石虎の生息を報告したりするなど、保護活動に協力した住民に対し、政府が支払う報奨金のことを指します。

なぜ農家は石虎の保護に協力する必要があるのですか?

石虎は絶滅危惧種であり、人間の生活圏と生息地が重なっているためです。農家が除草剤や毒餌の使用を控えることは、石虎が安全に移動・狩りを行う環境を作るために不可欠です。

石虎の生息範囲にはどのような変化が見られますか?

保護活動の成果により、南投県の主要エリアだけでなく、彰化県や雲林県など周辺地域までその活動範囲が拡大・定着しつつあります。