米中首脳会談、300人の子どもが旗を振って歓迎 米メディア「トランプ氏に合わせた盛大な演出」
米大統領トランプ氏の訪中時、中国は300人の子供が旗を振る盛大な歓迎式典を演出。米メディアはこれを、儀式を好むトランプ氏に合わせた外交的配慮だと分析している。
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- 📰 発表: 2026年5月14日 14:56
- 🔍 収集: 2026年5月14日 15:02(発表から6分後)
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中央通信 (中央社記者・林宏翰、ロサンゼルス13日専電)米国のトランプ大統領が北京を訪問し、中国の習近平国家主席はレッドカーペット、礼砲、そして300人の子どもたちによる旗振りで出迎えた。周到に演出された場面だった。米メディアは専門家の見方として、中国は外交儀礼を利用して政治的シグナルを発することに長けており、今回の盛大な演出は、トランプ氏が好む荘重な式典に合わせたものだと伝えた。 トランプ氏は昨日、航空機で北京に到着し、現地時間14日午前に人民大会堂へ向かった。習近平氏はレッドカーペット上で出迎え、両者は握手して言葉を交わした。その後、並んで軍楽隊による両国国歌の演奏を聴き、礼砲が一斉に鳴らされた。 広場には整然と並んだ人民解放軍部隊のほか、約300人の子どもたちが花束と米中両国の国旗を手にし、歓迎の声を上げた。映像では、子どもたちは当初その場で列を作って待機し、トランプ氏と習近平氏が通過してから旗を振り、上下に跳びはね始めており、この歓迎ショーが綿密に準備されたものだったことを際立たせている。 AP通信の分析によると、中国の外交の場では序列が非常に重視され、礼節や儀式には実質的な政治的重みがある。誰が出迎えるのか、現場でどの音楽を流すのか、子どもたちに花や国旗を振らせる演出を用意するのかといった点は、いずれも北京が政治的シグナルを伝えるための手段だという。 米外交問題評議会のアジア研究シニアフェロー、ラッシュ・ドーシ氏はAP通信に対し、中国は外交儀礼を好意や不満を示す方法として用いると述べた。ドーシ氏はバイデン政権で国家安全保障会議の中国担当部長を務め、米中高官交流に精通している。 米国務省の元高官ダニエル・ラッセル氏は、各国政府はトランプ氏が称賛や盛大な場面を好むことを知っていると指摘した。中国側が演出や式典を用意したのは、トランプ氏の機嫌を取り、安心させることで、中国側の要求を受け入れやすくし、公の場で気まずい衝突が起きるリスクを下げるためだという。 ただしAP通信は、今回の接遇は盛大ではあったものの、2017年のトランプ氏訪中時ほどの格式ではなかったと指摘した。当時、習近平氏と彭麗媛夫人はトランプ氏とメラニア夫人に同行して故宮を見学し、アフタヌーンティーを楽しみ、伝統劇を鑑賞し、さらに故宮で夕食会を開いた。これは中国が外国首脳に与えるものとしては異例の高規格待遇だった。 それに比べ、今回のトランプ氏の訪中日程は短く、夫人も同行していない。専門家は、過去9年間で米中関係は交流から激しい競争へと移行しており、今回の礼遇の縮小は、中国が自国の地位により自信を持つようになったことを反映すると同時に、貿易や地政学をめぐる双方の緊張が高まっている現実を浮き彫りにしていると分析している。 両首脳はその後、人民大会堂に入り会談を行った。習近平氏はあいさつで現在の「百年に一度の変局」に触れ、米中が「トゥキディデスの罠」を乗り越え、世界的課題に共に対応できるかを問いかけたうえで、トランプ氏と「中米関係という大きな船の航路を共に導き、舵をしっかり取っていきたい」と期待を示した。 トランプ氏はこれに対し、習近平氏とは「非常にうまくやっている」と述べ、「あなたの友人であることを光栄に思う。米中両国の関係はこれまでのどの時期よりも良くなるだろう」と語った。また、同行者にはテスラCEOのイーロン・マスク氏、エヌビディアCEOのジェンスン・フアン氏ら、米国を代表する企業トップが含まれていることにも特に言及した。(編集:陳慧萍)1150514 事実と共に立つ選択を。皆さまからのご支援一つ一つが、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握してください。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することを禁じます。