フィリピン上院警備隊と国家捜査局が対峙 大統領府「互いに威嚇発砲」
フィリピン上院で銃声が発生し、政治的な騒動が巻き起こった。大統領府は、上院警備隊と国家調査局(NBI)職員が互いに威嚇射撃を行ったもので、負傷者はいないと説明。事件は、ICCから逮捕状が出ているデラロサ上院議員の身柄を巡る対立が背景にあると見られている。
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- 📰 発表: 2026年5月14日 18:42
- 🔍 収集: 2026年5月14日 19:02(発表から19分後)
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中央通信 (中央社記者・林行健、マニラ14日特電)フィリピン上院で昨夜、銃声が聞こえた。政治的に敏感な時期だったことから、政治的な騒動を引き起こした。フィリピン大統領府はきょう記者会見を開き、銃声は上院警備隊と国家捜査局の職員が互いに威嚇発砲したものだと説明し、負傷者はいないと明らかにした。 フィリピン上院では昨夜午後8時近く、少なくとも10発の銃声が聞こえた。当時、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を出されているロナルド・デラロサ上院議員も上院議事堂内にいたため、外部では、この事件は政府がデラロサ氏を逮捕するために人員を派遣したかどうかに関係しているとの見方が広がった。 デラロサ氏はかつてフィリピン国家警察長官を務め、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の麻薬撲滅作戦の重要な実行者の一人とされている。 同氏は昨年11月、ICCに拘束される可能性があると知って以降、姿を見せなくなっていたが、11日になって上院に再び現れ、保護を受けた。これにより、ICCの逮捕状をめぐって上院と法執行機関が対峙する構図となった。アラン・ピーター・カエタノ上院議長は、かつてドゥテルテ氏の選挙パートナーだった。 大統領府報道官のクレア・カストロ氏はきょうの記者会見で、上院議事堂の隣には公的保険機関の建物があり、2つの建物は歩道橋でつながっていると説明した。上院の外には抗議する群衆が集まっていたため、同機関は国家捜査局(NBI)に対し、建物の警備支援のため職員を派遣するよう要請したという。 カストロ氏によると、捜査局の捜査官が歩道橋付近で警戒していたところ、上院警備隊員から詰問を受けた。その後まもなく、上院警備隊員が防弾チョッキを着用して威嚇発砲し、捜査局の捜査官も続いて威嚇発砲した。 ただしカストロ氏は、「捜査局や警察がデラロサ氏に対する逮捕行動を実施しようとしたわけではない」と明確に否定した。 カエタノ氏は午後、別の記者会見で、デラロサ氏がそれ以前に上院敷地内を離れたことを認めたが、その後の行方は明らかにしなかった。 上院で昨夜銃声が聞こえた後、現場は一時混乱に陥った。カエタノ氏は当時、フェイスブックのライブ配信を通じて上院が攻撃を受けたと主張した。一方、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、この事件に政府関係者は一切関与していないと述べた。 フィリピンのアントニオ・トリリャネス4世元上院議員はきょう、現地メディアの取材に対し、銃声事件について、騒動を作り出したり世論の同情を得たりして、法執行機関によるICC逮捕状の執行を阻むため、何者かが自作自演した可能性も排除できないと大胆に推測した。 フィリピン下院は昨日、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾案を上院に送付した。フィリピン憲法によれば、上院は弾劾裁判所に移行して審理しなければならず、24人の上院議員のうち少なくとも3分の2、すなわち16票が有罪に賛成して初めて弾劾が成立する。 観測筋は、デラロサ氏が逮捕されるかどうかが、一部上院議員の弾劾案への投票傾向にさらに影響を与える可能性があるとみている。(編集:韋枢)1150514 事実とともにあることを選ぶ。皆さま一人ひとりのご支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、画像、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。