フィリピン上院で銃声、政情不安への懸念広がる 軍は兵士に政治から距離置くよう呼びかけ

フィリピン上院で銃撃事件が発生し、政局不安への懸念が広がっている。軍の参謀総長は兵士に対し、政治から距離を置き、専門職に徹するよう指示。この事件は、マルコス家とドゥテルテ家の対立が深刻化する中で発生した。
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  • 📰 発表: 2026年5月14日 20:07
  • 🔍 収集: 2026年5月14日 20:32(発表から25分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月15日 02:21(収集から5時間48分後)
中央通信 (中央社記者 林行健、マニラ14日専電)フィリピン上院で昨夜、銃声が聞こえ、政局の動揺を懸念する声が広がっている。フィリピン軍のブラウナー参謀総長はきょう、兵士に対し専門性を保ち、政治から距離を置くよう指示し、この発砲警告事件に軍人は関与していないと強調した。 フィリピン上院では13日夜、少なくとも10発の銃声が聞こえた。当時、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出され指名手配されているデラロサ上院議員(Roald dela Rosa)が上院内で庇護を求めており、事件が政府による逮捕行動の可能性と関係しているのか、外部から高い関心が集まった。 上院側はデラロサ氏の保護を試みる一方、フィリピンの法執行機関はICCの逮捕状執行に協力する可能性があり、双方の間で緊張した対峙が生じていた。大統領府はきょう、銃声は上院警備隊と国家捜査局(NBI)の職員が互いに警告射撃を行ったことによるもので、負傷者はいないと説明した。 フィリピンでは近年、政治的対立が激化しており、ドゥテルテ前大統領(Rodrigo Duterte)とマルコス大統領(Ferdinand Marcos Jr.)の両一族の関係も悪化し続けている。上院で銃声が聞こえた後、市中ではクーデターや軍の反乱が起きるのではないかとの懸念も出ている。 これについてブラウナー氏(Romeo Brawner)はきょう、兵士に冷静さを保ち、規律と専門性を厳守するよう指示したと述べ、「われわれは自らの職務に集中し、政治は政治家に任せるべきだ」と語った。 フィリピンのメディアは昨夜、上院議事堂内で軍服を着用し、実弾を装備した人員を撮影したが、ブラウナー氏は軍が事件に関与しておらず、発砲もしていないと強調した。 ブラウナー氏によると、上院に配備されている軍人は「海兵隊保安・護衛隊」(MSEG)に所属しており、任務は上院施設の安全を守ることで、個別の上院議員を保護することではないという。 同氏はさらに、米国の制度と同様に、フィリピン海兵隊も上院や下院を含む一部の重要政府機関の施設警備を担っていると補足した。 銃声事件によって軍内部が動揺する可能性を外部が懸念していることについて、ブラウナー氏は部隊の専門性に自信を示し、昨夜の事件が軍事的な動揺を引き起こすとは考えていないと述べた。そのため、軍はこれまでのところ赤色警戒も発令していない。 フィリピンでは最近、政治一族の対立により政局が不安定化しているうえ、中東での戦闘など地政学的要因の影響も重なり、投資家心理にも打撃が及んでいるもようだ。公式統計によると、フィリピンの今年1月から2月までの外国直接投資(FDI)は前年同期比34.79%減少し、15億8400万米ドルから10億3300万米ドルに落ち込んだ。(編集:田瑞華)1150514 事実とともに立つことを選んでください。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、画像、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。