ピーター・ジャクソン氏にカンヌ名誉パルムドール 映画祭開幕、AIの影響が焦点に
カンヌ映画祭が開幕し、ピーター・ジャクソンが名誉パルムドールを受賞。同時に、AIが映画業界に与える影響とハリウッド大手スタジオの不在が主要な話題となった。
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- 📰 発表: 2026年5月13日 15:47
- 🔍 収集: 2026年5月13日 16:02(発表から14分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年5月14日 02:36(収集から10時間34分後)
中央通信 (中央社パリ12日総合外電報道)デミ・ムーア(Demi Moore)からイライジャ・ウッド(Elijah Wood)まで、多くの映画界の著名人がきょう、カンヌ国際映画祭の開幕式のレッドカーペットに登場した。AIの影響とハリウッド大手スタジオの不在が、そろって今年の映画祭で最も注目される話題となっている。 AFP通信によると、フランスのコートダジュールで開かれるこの年次映画イベントは、ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)とコン・リーが共同で開幕を宣言した。「ブラックパンサー」(Black Panther)の俳優アイザック・ド・バンコレ(Isaach De Bankole)や、「スパイダーマン」(Spider-Man)のジェームズ・フランコ(James Franco)も式典に出席した。 米国のトランプ大統領を長年批判し、反戦や女性の権利に取り組んできたジェーン・フォンダは、式典で業界に対し、「不屈の力」を示す映画を作るよう呼びかけた。 「私たちは物語を語る……周縁化された人々に共鳴をもたらし、違いを越えて互いに感じ合い、別の未来の可能性を見せるために。」 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作でフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドは、ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)監督とステージ上で再会し、このニュージーランドの映画人に名誉パルムドールを授与した。これは彼の壮大な映画人生をたたえるものだ。 ピーター・ジャクソンはいつものように自虐的に、スタンディングオベーションの中で名誉賞を受け取り、「衝撃的な驚きで、まさに奇跡だ……私はパルムドールをもらうような人間ではない」と語った。 あす始まるコンペティション部門では、計22作品がパルムドールを競う。昨年はイランの映画人ジャファル・パナヒ(Jafar Panahi)監督の「ただの偶然」(It Was Just an Accident)が受賞した。 今年のコンペティション作品には、権威主義やファシズムの影響を扱う歴史ドラマが複数含まれるほか、スペインのペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)監督、日本の是枝裕和監督、ルーマニアのクリスティアン・ムンジウ(Cristian Mungiu)監督らによる有力作も並ぶ。 例年通り、映画祭の開幕前から会場外の話題が各方面の注目を集めている。AIが雇用機会に与える影響、ハリウッド大手スタジオの不在、女性監督の代表性不足などの問題が、いずれも活発な議論を呼んでいる。 審査員9人の一人であるポール・ラヴァーティ(Paul Laverty)は、開幕式前の記者会見でハリウッドを批判した。 ラヴァーティは「スーザン・サランドン(Susan Sarandon)、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)、マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)が、ガザ(Gaza)で女性や子どもが殺害されていることに反対する立場を取ったためにブラックリスト入りしている。これは興味深いことではないのか」と述べた。 「ハリウッドでこうしたことをしている人々は、本当に恥ずべきだ」と、アイルランド系のスコットランド人脚本家である同氏は付け加えた。 長年にわたり、活動家らは欧州の映画祭に対し、イスラエルによるガザでの戦争を公に非難するよう繰り返し求めてきたが、これまで拒まれている。この戦争では数万人が死亡し、広い地域が荒廃した。 カンヌ国際映画祭のティエリー・フレモー(Thierry Fremaux)総代表は、AIとそれが映画業界に及ぼす影響について強硬な姿勢を示している。AIによって職を失う人の数は現在も増え続けている。 フレモー氏は「確かなのは……カンヌでは私たちはアーティストの側に立ち、脚本家の側に立ち、俳優や声優を含む、これらの業界で働くすべての人々の側に立つということだ」と述べた。 それにもかかわらず、映画祭は11日、ソーシャルメディア大手でAI技術への投資家でもあるMetaと、複数年のスポンサー契約を結んだと発表した。 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏率いるMetaグループは、徐々に大きくなる論争の中心にいる。この議論は、オスカー受賞監督で「トラフィック」(Traffic)の監督でもあるスティーブン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)氏の最新作をめぐるものだ。同作はカンヌで世界初上映される。 ソダーバーグ氏はMetaと協力し、故ビートルズのソングライター、ジョン・レノン(John Lennon)と妻オノ・ヨーコ(Yoko Ono)のAI生成映像を取得し、ドキュメンタリー「ジョン・レノン:最後のインタビュー」(John Lennon: The Last Interview)に使用した。 ソダーバーグ氏は、今年のカンヌでは珍しいハリウッドの大物監督である。スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏やクリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)氏らは主催者側が期待していたものの、最終的にプログラムには登場しなかった。 世界最大の映画祭であるカンヌは、芸術映画以外では通常、ハリウッドが提供する商業娯楽大作に依存している。しかし今年は、米国の主要スタジオが大作を携えて登場することはなく、2月のベルリン国際映画祭でも同様だった。ユニバーサル、ディズニー、ワーナーなどの大手が、なぜ相次いで欧州の主要映画祭を避けているのか、各方面から疑問の声が上がっている。 「私は大手スタジオに本当に戻ってきてほしい」とフレモー氏は11日に述べ、その不在について、スケジュール上の問題と業界の混乱が原因だとした。 同氏は、映画祭では米国映画がなお相当な存在感を持っていると強調した。ジェームズ・グレイ(James Gray)監督、アダム・ドライバー(Adam Driver)主演の「Paper Tiger」(仮訳:紙の虎)や、アイラ・サックス(Ira Sachs)監督、ラミ・マレック(Rami Malek)主演の「The Man I Love」(仮訳:私が愛した男)は、いずれもコンペティション部門に選出されている。(翻訳編集:屈享平)1150513 事実とともに立つことを選んでください。あなたの一つ一つの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。