米学者:北京は「トランプ氏が台湾を売る」論を利用し、台湾の信頼感を損なう恐れ

米国の学者フーリェマン氏は、中国が「トランプは台湾を売る」という言説を利用し、台湾社会の信頼を損なう情報戦を仕掛ける可能性があると警告。米国の超党派の台湾支持は強固だと強調した。
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  • 📰 発表: 2026年5月12日 08:54
  • 🔍 収集: 2026年5月12日 09:01(発表から7分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月14日 19:32(収集から58時間30分後)
中央通信 (中央社記者 張欣瑜、サンフランシスコ11日専電)米中首脳会談を控え、米国の学者エイク・フレイマン氏はきょう、ワシントンで開かれたシンクタンクの座談会で、トランプ氏の取引型外交は予測不能で、台湾や地域の同盟国に懸念を生じさせているのは確かだと指摘した。一方で、北京もこうした不確実性を利用し、「トランプ氏は台湾を売る」というナラティブを操作して、台湾社会の信頼感を打撃する可能性があると述べた。 フレイマン氏(Eyck Freymann)は、ワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所(Hudson Institute)の座談会で、「トランプ氏は台湾を売る」というナラティブを過度にあおるリスクに警鐘を鳴らした。このナラティブは必ずしも正確ではないだけでなく、北京に利用され、台湾の信頼感を弱める政治的道具になり得ると指摘した。 米国のトランプ大統領(Donald Trump)は今週、中国を訪問する予定だ。 国民党の前立法委員で、ハドソン研究所のシニアフェローである許毓仁氏はフレイマン氏との対談で、ホワイトハウスが先に公表した「国家安全保障戦略」(National Security Strategy)報告書が、米国の経済的利益に対して同盟国が持つ戦略的価値をより重視していることに触れた。そのうえで、この戦略的思考が米中首脳会談での発言に影響するのか、台湾が取引材料になる可能性があるのかについて、フレイマン氏に見解を求めた。 フレイマン氏は、トランプ氏の行動は「国家安全保障戦略」に縛られるものではないとみている。米国が中東戦争に巻き込まれたことを見ても、紙に書かれた方針と現実世界の意思決定には一貫性が欠けていると述べた。 同氏は、トランプ氏は合意達成に前向きであるように見え、さらに予測不能で取引型の外交スタイルも相まって、確かに懸念を抱かせると述べた。ただ、自分はトランプ氏の本当の考えを知らないとも語った。また、中国も今回の首脳会談で大きな突破口が生まれるとは期待していないとの見方を示した。 同氏は、米中首脳会談を控え、「トランプ氏は台湾を売る」という論調は刺激的で注目を集めやすいとした。一方で強調したいのは、まさにそれこそが北京の戦略と政治的計算だという点だと述べた。北京は台湾の人々の士気を弱め、台湾人に自分たちには選択肢がなく、国民党候補を選ぶしかないと思わせ、台湾を「九二共識」を基礎とする交渉へ戻そうとしているという。 フレイマン氏は、トランプ氏が北京で何を語ったか、あるいは何を語らなかったかにかかわらず、北京は、トランプ氏が非公開の会談で中国の習近平国家主席に「台湾を持っていってよい」と伝えたと主張するだろうと述べた。北京はソーシャルメディアの操作や統一戦線工作など、あらゆる手段を利用し、それを台湾の士気と信頼感を打撃する武器にするほか、日本や韓国などの地域でも同様の手法を取るだろうとした。 フレイマン氏は、自身の観察では、米国議会の超党派、米政府の省庁横断的な体制、そして米国の同盟国・パートナーの間で、台湾を支持する力は長い期間で最も強い状態にあると述べた。 国民党主席の鄭麗文氏が先日中国を訪問し、6月初めに米国を訪問する予定であることについて、フレイマン氏は、米国は台湾の各政党と接触すべきであり、台湾の人々が自らの未来について賢明な決定を下せると信じるべきだと述べた。(編集:張芷瑄)1150512 事実とともに立つことを選ぶ。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握しましょう。 本サイトの文章、写真、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。