トランプ氏訪中へ 「言うことがすぐ変わる」と中国市民の期待は低調
米国大統領ドナルド・トランプ氏が8年ぶりに中国を訪問する予定だが、その予測不可能な性格と米中間の競争関係から、中国国民は今回の「トランプ・習近平会談」に大きな期待を抱いていない。ソーシャルメディアでは、政治的な議論よりも、トランプ氏の訪問に関する些細なニュースや逸話が話題になっている。
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- 📰 発表: 2026年5月11日 09:26
- 🔍 収集: 2026年5月11日 09:31(発表から5分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年5月11日 09:34(収集から2分後)
中央通信 (中央社記者 張淑伶 北京11日)米国のトランプ大統領は今週、中国を訪問する予定で、前回の訪中から8年が経つ。変わりやすい同氏のスタイルに加え、過去8年間の米中競争関係を背景に、多くの中国市民は今回の「トランプ・習会談」に大きな突破があるとは期待しておらず、SNS上ではむしろ「見物」気分のこぼれ話が目立っている。 トランプ氏は14、15日に北京を訪問する見通しだが、中国外務省はまだ正式に発表していない。官製メディアの姿勢も慎重で、米中関係について特に楽観論をあおるような報道はしていない。民間の関心もそれに呼応するように「抑制的」だ。 短編動画プラットフォーム「抖音(ドウイン)」では、米軍の大型輸送機C-17がメーデー連休中に北京へ飛来した動画が数十万回視聴され、ネットユーザーの間ではトランプ氏の外遊の大がかりな態勢や高額な費用が話題になった。トランプ氏が出発前のインタビューで「中国訪問は非常に素晴らしいものになる」と述べた映像も多くのアクセスを集めた。また、2017年に第1次政権で初めて中国を訪問した際、最高級の接遇を受けた映像も再び検索上位に浮上している。 しかし、こうした動画のコメント欄では、中国のネットユーザーから「関税はどれだけ下がるのか」といった声が上がっている。多くの人は「米国人の言うことは一言も信じられない」「飛行機に乗った途端に態度を変える」などと強調している。 中国でメディア業界に携わる王さんは中央社の記者に対し、周囲の人々はトランプ・習会談にあまり関心を持っていないと語った。ただ、王さん自身は「(トランプ氏が)来るのは来ないよりは間違いなくよい」と感じている。前任のバイデン米大統領は在任中に中国を訪問しなかったため、今回トランプ氏が来ることは米中関係に安定化の傾向があることを示しているという。一方で王さんは「米国と真剣に話し合っても無駄で、最後には彼らがすべて覆す」とも見ている。 別の中国の金融業界関係者は、投資をしていない人はおそらく「トランプ・習会談」にあまり関心がないと話した。米中首脳が会談時に友好的だったとしても、トランプ氏は帰国後、翌日には態度を変える可能性がある。本人としては「トランプ氏がまたどんな驚きの発言をするのかを見る」程度の心境だという。 トランプ氏が中国に貿易戦争を仕掛けた際、セルフメディア上で米国側のやり方を批判する記事を多く書いたことのある退職学者は、トランプ・習会談は単に「手続きを踏むだけ」であり、米中が互いに侵さない姿勢を示すもので、大きな意味があるとは限らないと語った。 トランプ氏に対しては、不信感だけでなく、若者がサブカルチャー的な方法でトランプ現象を捉える動きもある。 北京の中央美術学院では現在、多くの人でにぎわう学生の卒業制作展が開かれており、美術学院の学生たちがキャンパス内に屋台を出し、自作の芸術作品や文化クリエーティブ商品を販売している。その中で特に目を引くのが「トランプの耳ピアス」と呼ばれるピンバッジで、2024年のトランプ氏の選挙運動中に右耳が銃弾で負傷した事件を漫画風に表現している。 店番をしていた学生は、国際関係や世論の雰囲気を考慮し、この商品はネット販売せず、現地限定の商品にしていると強調した。 トランプ・習会談がある程度低調に扱われていること、そして中国市民の不信感は、主に2017年11月のトランプ氏の中国訪問に由来している。当時は全行程で熱烈な雰囲気だったが、2018年3月、米国はすぐに中国に対する貿易戦争を開始した。 それ以来、米国は中国に対し関税やハイテク規制などの手段を何度も発動し、中国も対抗措置を打ち出してきた。両国の貿易額は下落を続け、2025年の中国の対米輸出は20%大幅に減少。今年1月から4月も前年同期比10.2%減となり、一定程度のデカップリングが進んでいることを示している。(編集:呂佳蓉)1150511 事実とともにあることを選ぶ。皆さま一人ひとりのご支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、画像、音声・映像は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。