ブラジル、COVID-19犠牲者追悼日を制定 ルラ氏が前大統領の防疫失策を批判

ブラジルのルーラ大統領は11日、毎年3月12日を「全国COVID-19犠牲者記念日」と定める法令に署名した。保健省の統計によると、2025年8月までにブラジルでは71.6万人以上がCOVID-19で亡くなり、ルーラ氏は前ボルソナーロ政権の防疫対応を批判した。この記念日は、集団的記憶の制度化と悲劇の再発防止を目的としている。
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  • 📰 発表: 2026年5月12日 08:26
  • 🔍 収集: 2026年5月12日 08:32(発表から5分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月12日 09:31(収集から58分後)
中央通信 (中央社記者 唐雅陵、サンパウロ11日専電)ブラジルのルラ大統領はきょう、大統領府で法令に署名し、毎年3月12日を「全国COVID-19犠牲者追悼日」と定めた。新型コロナウイルス感染症の流行で亡くなった70万人余りのブラジル人を追悼するためのものだ。この措置は象徴的・教育的意義を持つだけでなく、ボルソナロ前大統領の防疫政策を改めて検証する契機にもなっている。 ブラジルのニュースサイトG1によると、新法は、ブラジルで初のCOVID-19(2019年コロナウイルス感染症)による死亡例が確認された2020年3月12日に由来する。ブラジル保健省の統計では、2025年8月時点で、同国のCOVID-19による累計死者数は71万6000人を超え、世界でも感染被害が最も深刻だった国の一つとなっている。なかでも2021年は最も致命的な年で、死者数は42万人を突破した。 ルラ氏(Luiz Inácio Lula da Silva)は演説で、当時の政府が世界保健機関(WHO)や専門家の勧告に従っていれば、死者数は減らせたはずだと率直に述べた。さらに、ワクチン調達、保健相の相次ぐ交代、クロロキンなど論争のある薬剤の使用推進をめぐり、ボルソナロ氏(Jair Bolsonaro)政権は「絶対的な無知」を示したと批判した。ルラ氏はまた、ボルソナロ氏の息子で元下院議員のエドゥアルド氏(Eduardo Bolsonaro)を名指しし、「逃亡者」だと呼んだうえで、米国にいながらブラジルの民主主義を転覆させようと扇動していると非難した。 式典では、ジャンジャ大統領夫人(Janja da Silva)も、母親を感染症で亡くした苦痛を振り返り、当時の政府がマスクなどの防護措置を十分に支持しなかったと批判した。夫人は「私は決して忘れません。それこそが記憶の意味です」と述べた。 法案提出者のペドロ・ウツァイ下院議員(Pedro Uczai)と、報告者のウンベルト・コスタ上院議員(Humberto Costa)はいずれも、追悼日は単なる追悼にとどまらず、後世を教育し、同じ過ちを繰り返さないためのものだと指摘した。 報道によれば、ブラジルではパンデミック期の防疫をめぐる論争が、現在も政治・社会の議論の焦点となっている。ルラ政権は立法による追悼を通じて、集団的記憶を制度化し、関係する責任の追及を求めることで、悲劇の再発を防ごうとしている。(編集:陳慧萍)1150512 事実とともに立つことを選んでください。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握しましょう。 本サイトの文字、画像、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、または利用することはできません。