動物保護団体、生体を貨物のように輸送するのは虐待に等しいと指摘 農業部が規範策定へ

台湾の動物保護団体は7日、台湾鉄路の荷物車で毎年約100万匹の生きた動物が劣悪な環境で輸送され、虐待状態にあると指摘しました。狭い箱への詰め込みや温度管理の欠如が問題視されています。これを受け、農業部は交通部や台湾鉄路と協力し、動物福祉に配慮した輸送指針を年内に策定する方針を明らかにしました。今後は専門的な物流への移行や法規制の強化が求められています。
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  • 📰 発表: 2026年5月7日 16:56
  • 🔍 収集: 2026年5月7日 17:32(発表から35分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月7日 18:45(収集から1時間12分後)
中央通信 (中央社記者・汪淑芬、台北7日電)動物保護団体はきょう記者会見を開き、毎年、ひよこ、あひるのひな、ウサギ、ネズミ、ハリネズミ、ペット用の鳥など百万匹に上る生きた動物が、虐待のような扱いで貨物として台湾鉄路の荷物車により輸送されていると指摘した。農業部は改善に向け、関連指針の策定を進める方針だ。 台湾愛兎協会と台湾動物社会研究会は記者会見を開き、台湾鉄路の荷物車による生体動物輸送の調査映像を公開した。両団体は、毎年百万匹に上るひよこ、あひるのひな、ウサギ、ネズミ、ハリネズミ、ペット用の鳥、各種小型哺乳類が、繁殖業者や卸売業者の売買過程で法規制による監督を欠いたまま、一般貨物として台湾鉄路の荷物車に詰め込まれ、長距離輸送されていると推計している。 動物保護団体によると、調査ではウサギ、ハムスター、モルモット、ハリネズミ、フクロモモンガ、犬、猫、ひよこ、あひるのひな、ハトなどの動物の輸送映像が記録され、このうちひよことあひるのひなが大半を占めた。輸送過程全体に深刻な動物虐待の問題があり、「動物保護法」に定める飼い主の責任、虐待禁止、餌や飲み水への配慮、恐怖を与えないことなど、複数の規定に違反しているという。 愛兎協会の公共事務主任、林樵氏は、台湾鉄路の荷物車は旧称を「郵便荷物車」といい、現在は毎日6本の莒光号列車で、付属車両として旅客の荷物や農産物を運んでいると説明した。料金が安く、動物も「小包」として扱われ、10キロ以下なら1件あたり運賃は200〜260台湾元にとどまる。一方で、生体動物輸送に関する福祉規範は一切なく、車体構造、車両設備、人員配置と訓練、集荷手順なども整備されていないため、長年にわたり繁殖業者や卸売業者に物流手段として乱用されてきたという。 台湾動物社会研究会は、現行の「動物輸送管理弁法」は豚、牛、羊、鶏、あひる、ガチョウなどの経済動物と、一部の保護対象野生動物についてのみ輸送規範を定めているが、年間取引量が膨大なひよこ、あひるのひな、幼畜、小型哺乳類などについては商業輸送の規範が欠けていると指摘した。 動物保護団体は例として、動物が狭く高さも足りない古い鉄かごや段ボール箱に押し込まれ、互いに踏みつけ合ったり、骨を傷めたり、長時間ねじれた姿勢を強いられたりすることがよくあると説明した。台湾鉄路の荷物車には温度管理の保障がなく、夏の高温下では数百匹の動物が密閉された車両に閉じ込められ、凍らせたペットボトルのそばに置かれた濡れた新聞紙をかじって渇きをしのぐしかない。小ネズミが熱中症でぐったりしたり、ひよこがまとまって死亡したりする事例もよく見られるという。 また、動物保護団体の調査では、業者がコスト削減のため、乳飲みマウスとウサギなど異なる種を同じケージに混載することが多く、生きた動物が農産物や生活食品と区別されずに混在し、積み重ねられている例すら確認された。県市をまたぐ輸送は5時間を超えることが多いが、その間、水や餌を与える人はいない。東部へ運ばれる動物は深夜に駅へ到着するため、駅構内に留め置かれ、翌日になってようやく引き取られることも多く、十数時間にわたり監視も世話もない空白時間が生じている。 動物保護団体は農業部に対し、「動物輸送管理弁法」を改正し、交通部とともに台湾鉄路の現行の生体動物輸送方式について、環境衛生、箱やケージの空間、飲水設備など、動物福祉に合致した規定を定めるよう提案した。実現できない場合は、交通部が台湾鉄路に対し、荷物車による生体動物の託送業務を直ちに停止させ、専門の動物物流に戻すべきだとしている。また農業部が、大規模輸送の需要を持つ業者、例えばひよこ農場やペット卸売業者に対し、温度管理や専門的なケア能力を備えた民間の専門物流へ移行できるよう、主体的にマッチングや補助を行うべきだと訴えた。 農業部動物保護司の陳中興副司長はメディアに対し、動物の輸送者は管理責任を負うべきであり、輸送過程で動物の飲み水や排泄環境に注意し、動物に恐怖、嫌がらせ、苦痛を与えてはならないと述べた。規定に違反した場合は「動物保護法」に基づき罰金を科すことができるという。 陳氏は、経済動物は屠殺場へ送られるため輸送条件が相対的に劣悪であり、農業部は最低限の規範を定めていると説明した。非経済動物については、農業部として交通部、台湾鉄路公司と協力し、関連指針を策定する用意があり、1カ月以内に協議を始め、年末までに基本規範をまとめたい考えを示した。(編集:管中維)1150507 事実とともに立つ選択を。皆さまの一つ一つの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社の「一手新聞」アプリをダウンロードし、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信または利用することはできません。