台北市、ネズミ対策で「ネズミ偵防師」導入へ 民進党議員は現場職員への負担を指摘
台北市が鼠害対策として「鼠類偵防師」プログラムを導入すると発表。しかし、民進党議員は、既存の基層職員に過度な負担がかかり、政策が実質的な解決策とならない可能性を指摘し、パフォーマンスに過ぎないと批判している。
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- 📰 発表: 2026年5月5日 22:54
- 🔍 収集: 2026年5月5日 23:01(発表から7分後)
- 🤖 AI分析完了: 2026年5月6日 06:46(収集から7時間45分後)
中央社発 (中央社記者・劉建邦、楊淑閔、台北5日)台北市でネズミ被害への関心が高まる中、蔣万安市長はきょう、市民が申請できる「ネズミ偵防師」を提供すると発表した。民進党の林延鳳市議は、現場職員に負担をもたらす恐れがあると指摘し、何孟樺市議は単なる話題作りだと批判した。市政府は、来週改めて対外的に説明するとしている。 市民からは、台北市の街頭でネズミを見かけるとの声が相次ぎ、家族がネズミにかまれたとするネットユーザーの投稿もあった。蔣市長は午後、環境保護局など関係部局を率いて「台北市ネズミ被害防除記者会見」を開き、2月に初めて実施したのに続き、近く12行政区を対象とする2回目の大規模清掃・消毒を行うと説明した。また、各家庭が「ネズミ偵防師」による支援を申請できるようにし、市場の清掃を強化するほか、都市更新工事の着工・施工時にはネズミ被害防除報告の提出を求めると述べた。 市政府の「ネズミ偵防師」施策について、民進党の台北市議、林延鳳氏はフェイスブックのファンページで、内容が気になり環境保護局に問い合わせたところ、この施策は同局各分隊の消毒班の人員を訓練して実施するものだと説明した。市政府は午前中には消毒と言っていたのに、午後には家庭を訪問してネズミ対策サービスを提供する「ネズミ偵防師」に変えるというのだと述べた。 林氏は、台北市では築30年を超える古い住宅が72%を占め、約65万棟あると指摘した。もちろん全ての建物や世帯にネズミがいるわけではないが、仮に1%を対象にすれば約6500棟となり、1棟に5世帯あれば3万世帯を超える。さらに割り引いて考えても1万世帯はあると述べた。 林氏は、「ネズミ偵防師」は新しい職業で、自分もこれまで聞いたことがなかったと思っていたが、調べたところ市政府が独自に作ったものだったと説明した。そのうえで、環境保護局の消毒班にさらに1つ業務を背負わせるものであり、いったい誰が現場の公務員に負担をかけているのかと批判した。 民進党の台北市議、簡舒培氏もフェイスブックで、蔣市長は記者会見を開いてネズミ被害について語ったが、全体として見れば典型的なスローガン型の行政にとどまっていると述べた。環境保護局清掃隊の回答によると、いわゆる「ネズミ偵防師」は市全体の消毒班86人が担当し、新たな人員も制度の拡充もなく、既存業務にさらに上乗せするだけだという。これは問題解決でも政策革新でもなく、名称を変えて既存職員の負担を増やすものだと批判した。 何孟樺氏はフェイスブックへの投稿で、蔣市長が関係部局を大勢率いてネズミ被害に関する記者会見を開き、内容は盛りだくさんだったとしたうえで、前台北市長の陳水扁氏の提案を受け入れて12区の大規模清掃・消毒を進めるだけでなく、効果が乏しかった治安風水師をまねて「ネズミ偵防師」という話題作りを打ち出したと指摘した。真に重要な問題に対して、市政府の対応は依然として不十分だと述べた。 何氏は、ネズミ被害は一時的に消えるものではなく、都市がネズミ問題に向き合い始めた以上、必然的に長期戦になると述べた。海外にある体系的な経験に学び、生態の観点から体系的な防除戦略を取るべきであり、一時的な世論を鎮めることだけに気を取られてはならないと訴えた。そうしなければ、体系的な問題を解決できないだけでなく、環境に長期的な被害をもたらすことになると指摘した。 台北市政府は、ネズミ偵防師のサービスについて、環境保護局が申請手続きを整備しており、来週さらに詳しく対外説明する予定だとした。(編集:李淑華)1150505 ニュースの自由を守る力となるため、事実とともに立つ選択を。皆さま一人ひとりのご支援がその力になります。 中央社の「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで確認できます。 本サイトの文章、写真、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。