頼総統がエスワティニ訪問 仏メディアは突破行を「ミッション・インポッシブル」と形容

台湾の頼清徳総統がエスワティニを訪問し、無事に帰国しました。フランスメディアは、中国の妨害にもかかわらず訪問を成功させたことを「ミッション:インポッシブル」のようだと報じ、中国の台湾に対する軟硬両面の戦略と国際社会への影響を分析しています。
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  • 📰 発表: 2026年5月6日 07:24
  • 🔍 収集: 2026年5月6日 07:31(発表から7分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月6日 07:34(収集から3分後)
中央通信 (中央社記者・曾依璇、パリ5日専電)頼清徳総統はエスワティニ訪問を終え、台湾に帰国した。フランスのメディアは今回の行動を「ミッション・インポッシブル」のようだと形容した。ベテランのメディア関係者は、中国は台湾に対して硬軟両様の手段を取り、台湾の正常な運営を妨げる一方で、台湾の野党とも往来していると述べた。 仏紙パリジャン(Le Parisien)は「ダビデ対ゴリアテ:アフリカ最小国の一つエスワティニはいかに中国に抵抗するのか」と題し、台湾の友好国であるエスワティニが頼総統を支持し、妨害を突破して訪問を実現させたと報じた。 報道は、この高リスクの外交行動において、頼総統がエスワティニを訪問し、北京当局に挑戦したと描写した。控えめで慎重な運用は、中国と数少ない相手との間で緊張が高まっていることを浮き彫りにしており、展開は映画「ミッション:インポッシブル」(Mission: Impossible)のようだとした。 国境なき記者団(RSF)のピエール・アスキ(Pierre Haski)会長は、フランス公共ラジオ(Radio France)の番組で、世界が戦争や危機に見舞われている時期であっても、この件を論じる必要があると述べた。頼総統の今回の訪問には大きな意味があるからだという。 アスキ氏は、頼総統が当初4月末に出発する予定だった日程は、中国が複数の国に圧力をかけ、専用機の上空通過を禁止させたため延期されたが、頼総統は最終的にエスワティニ到着に成功したと説明した。そのうえで、この出来事に加え、中国の対台湾戦略はとりわけ注目に値すると述べた。 アスキ氏は「中国は多くのレベルで介入し、台湾を困難な状況に置いている。中国の『小切手外交』によって台湾を承認する国は大幅に減少した。頻繁な軍事演習は一つの国の主権を侵害しているが、中国の目にはそれは国ではない。北京はさらに台湾人の分断にも力を入れている。目的は一つ、統一だ」と述べた。 番組司会者が、中国は現在の文脈の中で台湾を攻撃する可能性があるのかと尋ねると、アスキ氏は、この問題は多くの憶測を呼んでいると答えた。まず、多くの人が、米国がイランとの戦争に巻き込まれれば中国に好機を与えるのではないかと考えている。次に、米国の戦略家らも近年、中国軍が2027年に台湾侵攻の準備を整える可能性があると見積もっている。 しかしアスキ氏は、こうした事態が短期的に起きる可能性は高くないとみている。台湾侵略はそれほど簡単ではなく、たとえ現在の米国がトランプ大統領の政権下にあっても、米国と日本の姿勢は、台湾海峡での衝突が国際紛争に発展する可能性を示している。さらに台湾が半導体生産で占める地位を考えれば、万一衝突が起きた場合、世界経済は巨大な打撃を受けることになる。 同氏は、中国にとって最善の選択肢は、機が熟すのを待ってから台湾を奪取することだと指摘した。そのために中国は硬軟両様の手段を使っている。一方では、台湾が一つの国として正常に機能することを妨げ、台湾で情報戦を仕掛けると同時に、他国を威嚇している。他方で、中国の習近平国家主席は最近、北京で中国国民党の鄭麗文主席と会談した。これは10年ぶりのことであり、台湾人が中国共産党に向き合う際の団結を象徴的に弱めるものだという。 アスキ氏は、台湾では2028年に総統選挙が行われる予定で、中国は不正な手段も辞さず、国民党の勝利を確実にするため全力を尽くすだろうと述べた。現段階での中国の戦略は、北京がうなずかなければ台湾は正常に運営できないと示すことだという。しかし今回、中国の圧力の下でも、頼総統は最終的にエスワティニ訪問に成功した。 頼総統は当初、今年4月22日にエスワティニを訪問する予定だったが、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルの3カ国が飛行許可を取り消したため、日程は延期された。頼総統は5月2日にエスワティニ国王の専用機で現地に到着し、国賓訪問を開始。5日に台湾へ帰国した。(編集:洪啓原)1150506 事実とともに立つことを選ぶ。あなたの一つ一つの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードし、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。