AUKUS計画の納入遅延に備え、豪シンクタンクが日本の原潜リース案を提言

オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)は、AUKUS潜水艦の納入遅延に備え、日本から原子力潜水艦をリースする案をオーストラリア政府に提案しました。これは、日本の高市早苗首相の訪豪に合わせて発表されたものです。
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  • 📰 発表: 2026年5月4日 16:20
  • 🔍 収集: 2026年5月4日 16:31(発表から11分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月4日 16:44(収集から13分後)
中央社 (中央社記者・丘徳真、シドニー4日専電)日本の高市早苗首相は3日、オーストラリア訪問の日程を開始した。オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)はきょう発表した報告書で、オーストラリア政府は、AUKUSの原子力潜水艦が予定通り納入されなかった場合の代替案として、日本の原子力潜水艦をリースする構想を高市早苗首相に提起すべきだと指摘した。 ASPIはきょう、報告書「リスクヘッジ:AUKUS『最適経路』以外のリスク管理における日本という潜在的選択肢」(Hedging our bets: A potential Japanese option for managing risk in the AUKUS Optimal Pathway)を発表した。報告書は、米国と英国がオーストラリアの建造を支援する米英豪3カ国の安全保障枠組み(AUKUS)の原子力潜水艦について、2030年代に予定通り納入されない可能性があるリスクに直面する中、オーストラリアは日本を関連リスクのヘッジ手段として位置付けるべきだとしている。 報告書の著者は、オーストラリアの「防衛情報機構」(Defence Intelligence Organisation)元副長官で、現在ASPIの「防衛戦略計画」シニアフェローを務めるリチャード・グレイ氏(Richard Gray)。 グレイ氏とASPI「防衛戦略計画」ディレクターのマイク・ヒューズ氏(Mike Hughes)はきょう、ASPIのウェブサイトにも連名の論評を発表した。両氏は、オーストラリアは直ちに日本との関連協議を進めるべきだと提言している。 グレイ氏とヒューズ氏は、オーストラリアが3方面のリスクを考慮する必要があると警告した。第1に、オーストラリアが現役で保有するコリンズ級(Collins-class)潜水艦6隻の運用寿命を延長しなければならないこと。第2に、米国がバージニア級(Virginia-class)潜水艦3~5隻を予定通り納入できるかどうか。第3に、オーストラリア国内で原子力攻撃型潜水艦SSN-AUKUSを建造し、2040年からオーストラリア海軍に引き渡すことだ。 両氏は、これらのリスクが重なれば、オーストラリアは十数年にわたって近代的な潜水艦による自主的な戦力を失い、防衛上の空白が生じる可能性があると指摘した。両氏の推計では、この空白は「早ければ2030年に顕在化し、2040年代まで続く可能性がある」という。 グレイ氏とヒューズ氏は、オーストラリア政府がAUKUSの「最適経路」に基づく原子力潜水艦計画の重要な構成部分を放棄する可能性は極めて低いとみている。ただし、「最適経路」が実現不可能、または深刻に遅延していると判明する前に、日本から潜水艦をリースする、あるいはその他の方法で迅速に取得することは、最もコストの低い代替案になるとしている。 グレイ氏とヒューズ氏は、日本には慎重な産業政策と強力な製造力があり、若く、大規模で、近代的かつ高性能な潜水艦艦隊を保有しているうえ、日本の潜水艦の性能と実績は継続的に向上していると評価している。将来的に日本には余剰生産能力が生まれる可能性があり、既存艦隊にも稼働していない潜水艦が存在する可能性があるという。 両氏は、日本とオーストラリアは貿易、外交、軍事交流などの面で良好な関係を築いており、西太平洋地域の将来的な脅威についても共通認識を持っていると指摘した。高市首相のオーストラリア訪問は、双方が潜水艦リース協議を始める絶好の機会だとしている。(編集:陳妍君)1150504 事実とともに立つという選択。あなたの一つひとつの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社の「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースを即時に把握できます。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。