ヘルシンキのメーデー「ヴァップ」、数万人が世代を超えて春の到来を祝う

フィンランドのヘルシンキで「五一瓦普節」(Vappu)が盛大に開催され、数万人の市民が春の訪れを祝った。学生が噴水彫刻「アマンダ」に白帽を被せる伝統的な儀式が中心で、世代を超えた人々がピクニックや歌を楽しんだ。
イベントNQ 0/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月2日 18:06
  • 🔍 収集: 2026年5月2日 18:32(発表から25分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月2日 18:45(収集から13分後)
中央通信 (中央社記者・巫祈麟、ヘルシンキ2日専電)フィンランドで毎年開かれる最大の春の祭典「メーデー・ヴァップ」(Vappu)の祝賀行事が4月30日夕方から始まり、市中心部には数万人の市民が詰めかけた。祭典の中心となるのは、学生たちが噴水の彫像「ハヴィス・アマンダ」(Havis Amanda)に白い帽子をかぶせる儀式だ。 学生代表はまず消防車のホースで彫像に強い水流を浴びせ、その後、クレーンに乗って空中から降り、床用ブラシを手に彫像を洗った。 長い待ち時間となった午後には、秩序維持を担当する学生ボランティアが人波の間を行き来し、チョコレート、ボトル入りの水、アイスクリームを手に、待っている観客へ配っていた。その心配りが印象的だった。 午後6時ちょうど、学生ボランティアが再び空中へ上がり、巨大な白い学生帽を彫像の頭にかぶせた。すると数万人の市民も同時にポケットやバッグから白い帽子を取り出して頭にかぶり、スパークリングワインを開けて祝った。市中心部は白い帽子の海となり、壮観な光景が広がった。これにより、ヴァップの一連の行事が正式に幕を開けた。 フィンランド人から「マンタ」(Manta)の愛称で親しまれるアマンダ像は、1908年にマーケット広場(Market Square)に設置された。彫刻家ヴィレ・ヴァルグレン(Ville Vallgren)の作品で、ヘルシンキが海から生まれたことを象徴している。しかし、この彫像は当初から論争を呼び、女性団体は裸婦像が女性の尊厳を損なうと批判し、労働団体は公費の浪費だと主張した。 1909年、学生たちが無断で彫像に初めて帽子をかぶせた。当時は違法行為だったが、1951年になって警察が正式に帽子をかぶせることを認めた。現在では、これはフィンランドを代表する文化的風景となり、学術的伝統と市民の祝祭が結びついた象徴となっている。 白い帽子は誰もが持てるものではない。高校卒業資格試験(ylioppilastutkinto)に合格した卒業生だけが着用できるもので、誇るべき学業の証しとされている。 5月1日の朝には、公園で集団ピクニックを行うのも伝統の一つだ。 ヘスペリア公園(Hesperia Park)では、フィンランドのスウェーデン語系コミュニティが早朝から次々と集まり、180年の歴史を持つ「アカデミック合唱協会」(Akademiska sångföreningen)が青空の下で春を迎える楽曲を高らかに歌うのに耳を傾けた。 取材に応じた市民のヨハン(Johan)さんは、黄ばんだ古い帽子をかぶり、率直にこう語った。「フィンランド人は普段あまり笑いません。でも今日は特別です。一年の中で唯一、本当に羽目を外せる時なのです」 この日のヘルシンキの気温は摂氏20度。暖かな気候に誘われ、さまざまな世代の人々が集まった。テディベアを抱えた子どもから、黄ばんだ学生帽をかぶった高齢者まで、誰もが芝生の上でピクニックを楽しみ、年に一度の「フィンランド人が珍しく笑う」ひとときを分かち合っていた。 市民のヘンリカ(Henrika)さんは、プログラムはほぼ終わったものの、人々はまだ帰りたがっていないと話す。「みんなまだ日差しを楽しんでいて、誰も帰りたくないのです」 ヨナ(Jona)さんは、子どもから高齢者まで、すべての世代が同じ場所に集まって春を迎えることについて、「これはどの国でもよく見られることではありません。フィンランド人がこうして祝えるのは幸運です」と語った。 この祭典は、長い冬の終わりを示すだけでなく、世代を超えた人々のつながりを映し出している。 マリア(Maria)さんは、メーデーはフィンランドの一年で最も素晴らしい祝日だと話した。少し間を置いてから、こう続けた。「こんなに天気がいい日は、it's just magic」。(編集:唐声揚)1150502 (飲酒のしすぎは健康に害を及ぼします。18歳未満の飲酒はおやめください) 事実とともに立つ選択を。あなたの一つひとつの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像、音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することを禁じます。