米連邦準備制度理事会(FRB)、金利を据え置き 内部の意見対立が激化

米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は金利の据え置きを決定したが、声明における金融緩和のシグナルを巡り3人の高官が反対票を投じた。また、1人が利下げを主張し、今回の決定は1992年以来最も意見が割れる結果となった。次期議長候補のウォーシュ氏も今後、意見調整に直面するとみられる。
その他NQ 0/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月30日 09:47
  • 🔍 収集: 2026年4月30日 10:01(発表から13分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月1日 04:56(収集から18時間54分後)
中央社ニュース

(ワシントン 29日 中央社/総合外電報道)米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は本日、金利を据え置くことを決定した。1992年以来最も意見が割れた今回の決定において、政策声明はインフレに対する懸念の高まりを表明したが、3人の高官がこれに反対し、FRBは借入コストを引き下げる傾向を示すシグナルをこれ以上出すべきではないと主張した。

また、今回の会合では4人目の高官が異なる意見を持ち、0.25ポイント(1/4パーセント)の利下げを主張した。

FRBの声明では、「インフレ率は依然として高止まりしており、その一部は最近の世界的なエネルギー価格の上昇によるものである」と指摘されている。これは以前インフレが「やや高い」とだけ述べていたのに比べ、論調に変化が見られる。

声明はさらに、「中東情勢の展開が、経済見通しに高い不確実性をもたらしている」と指摘した。

今回8対4で可決された決議は、1992年10月6日以来最も意見が分かれたものであり、また、次期FRB議長に就任予定のケビン・ウォーシュ(Kevin Warsh)氏が利下げを推進する際、広範な意見の相違に直面することを示している。

米国のトランプ大統領はすでに、ジェローム・パウエル(Jerome Powell)氏の後任として彼が指名する人物が利下げ政策をとることを期待すると表明している。パウエル氏の任期は5月15日に終了する。

FRBの最新の政策声明では、「今後の金利調整の幅と時期」を評価するという表現が残され、将来の利下げが次の動きとなる可能性を示唆しているものの、3人の政策決定者がこれに反対を表明した。

クリーブランド連銀のベス・ハマック(Beth Hammack)総裁、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ(Neel Kashkari)総裁、ダラス連銀のローリー・ローガン(Lorie Logan)総裁は、政策金利を現在の3.50%~3.75%の範囲に据え置くことには賛成したものの、「現時点で声明に金融緩和へのバイアスを盛り込むことは支持しない」として、新声明に反対票を投じた。

FRBの会合後の記者会見で、パウエル議長は「我々は、今後発表されるデータ、変化する経済見通し、そしてリスクバランスに基づき、政策金利のさらなる調整の度合いと時期を決定できる有利な立場にある」と述べた。

彼はまた、「金融政策にはあらかじめ設定された道筋はなく、我々は会合ごとに意思決定を行っていく」と語った。

米イラン戦争により世界の原油価格が1バレル100ドル以上に維持される中、FRBは戦争の影響が主に経済成長の減速に現れるのか、それともインフレの上昇に現れるのかを判断するのが難しい状況にある。そのため、トランプ大統領がより緩和的な金融政策を何度も求めているにもかかわらず、FRBは昨年12月以来金利を据え置いている。

FRBは、インフレが依然として高い中で「失業率はここ数ヶ月あまり変化していない」とし、経済は引き続き「堅調に拡大」していると述べた。

調査機関「インフレーション・インサイツ(Inflation Insights)」の創設者であるオマール・シャリフ(Omair Sharif)氏は顧客向けレポートの中で、今回の票の割れはある程度合理的であると述べた。同氏は「新たな声明はインフレへの注視を高めている」とし、価格圧力を考慮すれば、一部の高官が緩和傾向を維持することに同意しなかったのも「驚くことではない」と述べた。

共和党が主導する米連邦議会上院の銀行委員会は本日これより先、党派による投票で13対11の結果となり、ウォーシュ氏の指名推進を承認した。上院は来月中に承認を完了する見通しであり、これにより、これがパウエル議長の任期中に発表される最後の声明になる可能性がある。(翻訳:徐睿承)1150430

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