蘇耀輝被告、殺人未遂で懲役8年の確定判決も高裁再審で無罪判決

1997年に発生した新北市土城区の夫婦殺傷未遂事件で、殺人未遂罪により懲役8年の確定判決を受けていた蘇耀輝被告に対し、高等法院は当時のポリグラフ検査に重大な瑕疵があったと認め、再審で無罪を言い渡した。
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  • 📰 発表: 2026年4月29日 12:15
  • 🔍 収集: 2026年4月29日 12:31(発表から16分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月29日 12:53(収集から21分後)
(台北 29日 中央社)1997年に発生した新北市土城区での夫婦殺傷未遂事件に関与したとして、殺人未遂罪で懲役8年の確定判決を受けていた蘇耀輝被告に対し、高等法院(高裁)は、当時のポリグラフ検査(嘘発見器)の鑑定および図譜の判読に重大な瑕疵があったとして再審を認め、本日29日、無罪を言い渡した。蘇被告は判決後、弁護士らに感謝の意を述べた。

判決後、蘇被告は感極まった様子で涙ながらに、「この事件は1997年から現在まで30年近くが経過した。私は無実だ」と語った。最高法院(最高裁)で刑が確定した後、判決に納得できず逃亡生活を送っていた蘇被告は、その期間中も各地で冤罪を訴えたが、助けてくれる者はいなかったという。蘇被告は、台湾冤罪平反協会や弁護団の支援があったからこそ、今日の無罪判決という結果を得て名誉を回復できたと感謝を表明した。

高等法院のプレスリリースによると、蘇被告は1997年11月27日午前7時頃、フルフェイスのヘルメットを着用し、氏名不詳の男と共にそれぞれ登山刀を所持して、新北市土城区青雲路の住宅で詹姓の男性とその妻である潘姓の女性を襲撃した疑いを持たれていた。

被害者の詹夫妻は警察に対し、違法建築物の撤去を通報したことで訴訟になっていたと話し、犯人の容貌や体格などの特徴を説明した。警察が蘇被告を含む複数の写真を提供したところ、夫妻は犯人の一人が蘇被告であると明確に指認した。

蘇被告は最終的に殺人未遂罪で懲役8年の判決が確定したが、これを不服として再審を請求した。高裁は昨年10月15日のプレスリリースで、確定判決の主要な証拠が詹夫妻の証言と指認のみであり、当時の警察による指認手続きには強い誘導性があったと指摘していた。

さらに高裁は、元調査官の証言を踏まえ、当時の蘇被告に対するポリグラフ図譜の判読結果に明らかな誤りがあったと認定。冤罪の可能性を避けるため再審開始を決定した。検察側の抗告は今年1月に最高法院によって棄却され、高裁での再審手続きが進められていた。