「造山者」が英国議会へ 駐英代表が技術協力の強化に期待

台湾の半導体産業の発展を記録したドキュメンタリー映画「造山者」が英国議会で上映された。姚金祥駐英代表は、半導体やAIなどの分野で台湾と英国の協力を強化することで、英国にさらなる成長機会をもたらし、信頼できる国際サプライチェーンを構築できると強調した。
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  • 📰 発表: 2026年4月29日 12:36
  • 🔍 収集: 2026年4月29日 13:01(発表から25分後)
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月29日 13:05(収集から3分後)
中央メッセージ

(ロンドン 28日 中央社)台湾の半導体産業発展の歴史を記録したドキュメンタリー映画「造山者(The Mountain Makers)」が28日夜、英国議会で上映された。姚金祥・駐英国代表(大使に相当)は中央社の取材に対し、今後「造山者」の上映や一連の活動を通じて、英国の各界に台湾との科学技術分野における協力強化の価値への理解を促進したいと語った。

姚代表は、台湾が世界のハイテク産業発展、特に半導体や人工知能(AI)などの分野で重要な役割を果たしていると述べた。英国が経済成長を追求する上で台湾との協力は不可欠であり、これは英国にさらなる成長の機会をもたらすことができる。半導体、AI、ロボット工学、ドローンなどは、台英双方がさらなる協力強化を模索すべき分野のほんの一部に過ぎないという。

「造山者」の上映会および交流レセプションは、英国のシンクタンク「地縁戦略評議会(Council on Geostrategy)」と駐英国代表処が共同で開催した。出席者には、英国の国会議員、政府関係者、シンクタンクの専門家、産業界の関係者、および外国の駐英外交官らが含まれた。

姚代表はレセプションの挨拶で、台湾海峡で軍事衝突が発生した場合、世界経済に国内総生産(GDP)の約10%に相当する損失をもたらす可能性があるという研究結果に言及した。これが、英国、米国、欧州連合(EU)、日本、その他の多くの志を同じくする国々が、台湾海峡の平和と安定の維持、および一方的な現状変更への反対を繰り返し強調している理由であると述べた。

同時に、これらの志を同じくする国々は台湾との協力を強化している。半導体産業を例に挙げると、英国は3年連続で大規模な代表団を台湾の半導体展示会に派遣しており、台英間ではすでに3回の半導体対話が行われている。これは、世界のハイテクエコシステムにおいて台湾が代替不可能な存在であることを示している。

姚代表は、信頼できるパートナーとして、台湾は志を同じくする国々がハイテクサプライチェーンにおける国家安全保障上のリスク要因を排除するのを支援でき、台英は信頼できる国際サプライチェーンを共同で構築できると述べた。

「地縁戦略評議会」のインド太平洋地域研究員であるグレイ・サージェント(Gray Sergeant)氏は中央社に対し、「造山者」は少数の人々や政府の先見性だけでなく、自らの運命を掌握しようとする台湾の人々の決意、困難を恐れない強い意志、レジリエンス(回復力)、そして革新とリーダーシップの潜在能力を示していると語った。

英国に子会社を持つ台湾の半導体企業「メディアテック(聯發科技)」のソフトウェア・ディレクター、ヘンリー・ビッカーズ(Henry Vickers)氏はレセプションの挨拶で、英国の革新能力と設計能力は突出しており、半導体分野では知的財産(IP、すなわちシリコンIP)の創出に長けていると指摘。IPと実際の生産・応用の結びつきをさらに高めることができれば、市場でのパフォーマンスはさらに向上するだろうと述べた。

ビッカーズ氏は、英国と台湾は互いに天然のパートナーであり、台湾の製造能力と英国のIPの優位性は相互補完的な強みであると指摘した。例えば、第6世代(6G)通信ではAIが広く組み込まれると予想されており、その膨大な需要には台湾のチップ生産能力の関与が不可欠であるという。

「メディアテック」の英国における業務は、AIや衛星通信などを網羅している。

「造山者」は6月にも再び上映会が開催される予定で、6月中旬の「ロンドン・テック・ウィーク(London Tech Week)」の話題に合わせる形となる。(編集:陳慧萍)1150429