チェルノブイリ原発事故40周年、ドイツ議会で原子力開発の方向性巡り議論
チェルノブイリ原発事故から40年を迎え、2023年に脱原発を完了したドイツでは、今週、議会で原子力開発の方向性について議論が交わされた。極右政党「ドイツのための選択肢」は閉鎖された原発の再稼働を主張する一方、緑の党はあらゆる形態の原子力回帰に反対しており、連立政権は現在のところ従来の原発再稼働は計画せず、核融合技術に資源を投入している。
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- 📰 発表: 2026年4月26日 18:41
- 🔍 収集: 2026年4月26日 19:01(発表から20分後)
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中央通信社(ベルリン26日、林尚縈記者)チェルノブイリ原発事故から40年を迎え、2023年に脱原発を完了したドイツでは、今週、議会で原子力開発の方向性について議論が交わされた。極右政党「ドイツのための選択肢」は閉鎖された原発の再稼働を主張する一方、緑の党はあらゆる形態の原子力回帰に反対しており、連立政権は現在のところ従来の原発再稼働は計画せず、核融合技術に資源を投入している。 1986年4月26日、チェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、世界史上最悪の原子力災害となった。核放射能の拡散は近隣諸国を覆い、その後のドイツの反原発運動の基礎を形成した。2011年の日本の福島原発事故後、当時のメルケル首相は脱原発の加速を決定し、2023年に最後の原発を閉鎖した。 しかし、ロシア・ウクライナ戦争によるエネルギー供給の逼迫と、産業競争力向上の圧力により、原子力をエネルギー選択肢に再導入すべきかどうかが再び政治的焦点となっている。チェルノブイリ原発事故40周年にあたり、関連する議論は今週、ドイツ議会で白熱した。 ドイツ連邦議会の公式ウェブサイトの公開記録によると、議会第2党である「ドイツのための選択肢」(AfD)は22日、閉鎖された原発の再稼働の実現可能性を評価するための専門家委員会の設置を求める動議を提出し、複数の原発の解体作業を直ちに停止し、地方政府に廃止許可を取り消すよう求めた。 翌日、緑の党(Greens)は「チェルノブイリ40周年—原子力とその結果」と題する動議を提出し、連邦政府に対し、高レベル放射性廃棄物のさらなる蓄積を避けるため、原子力開発を再開しないよう求めた。 緑の党はまた、原子力サプライチェーンのリスク低減を主張し、政府に対し、EUレベルでロシアの核燃料と技術への依存度を低減するよう推進し、ロシア国営原子力企業とドイツのリューゲン(Lingen)燃料要素工場との協力計画を阻止するよう求めた。 ロシアによるウクライナ侵攻後、原子力施設が戦火に近づくことが度々あり、原子力の安全リスクが国境を越えて影響を及ぼすことを浮き彫りにしている。緑の党はまた、チェルノブイリ事故後の問題処理においてウクライナへの継続的な支援を呼びかけた。 従来の原発再稼働の是非については、連立政権は態度を保留している。現在エネルギー省を管轄するキリスト教民主同盟(CDU)は、技術中立的な観点から原子力の役割を再検討する傾向があり、小型モジュール炉(SMR)と核融合開発の潜在力に期待を寄せている。 メルツ政権発足後、核融合はドイツの国家開発戦略の核の一つに組み込まれた。昨年10月、政府は「核融合行動計画」を発表し、2029年までに20億ユーロ(約740億台湾ドル)を投入する計画で、世界で初めて核融合による商業発電を実現する国となることを目指している。 長年ドイツの公共テレビで科学番組の司会を務める著名な天体物理学者ハラルド・レッシュ(Harald Lesch)氏は、気候変動の観点から懸念を表明した。彼は24日、アウクスブルガー・アルゲマイネ紙のインタビューで、従来の核分裂発電であろうと現在開発中の核融合発電であろうと、安定した運転を維持するためには大量の冷却水が必要であり、温暖化の進行により冷却水が不足すれば、原子力発電開発の障害となるだろうと指摘した。(編集:陳承功)1150426 事実と共に立ち、皆様からのご支援は、報道の自由を守る力となります。中央通信社の「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新情報をリアルタイムで入手してください。本ウェブサイトの文章、画像、動画は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。