中央社

(中央社ワシントン20日総合外電)米国とイランの戦火に終わりが見えず、エネルギーコストが高止まりしている。11月の中間選挙で苦戦を強いられることを懸念する共和党議員らは、ガソリン価格や肥料価格の急騰を受け、トランプ大統領に対し最終目標を明確に定めるよう公に求めている。

トランプ氏は以前、11月の中間選挙までに価格高騰の状況が完全に解消されない可能性があると警告していた。

政治ニュースサイト「ポリティコ(POLITICO)」の報道によると、複数の共和党上院議員は、トランプ氏が計画を明確に説明できなければ反発が強まると警告している。2月28日に勃発したこの紛争が今月末で60日に達した後は、対イラン軍事行動を支持しなくなる可能性も示唆した。

ミズーリ州選出の共和党上院議員ジョシュ・ホーリー(Josh Hawley)氏は今週、メディアに対し「この紛争を終結させ、我々の安全保障上の利益を守り、ガソリン価格を下げるための撤退戦略が策定されることを望んでいる」と語り、この戦争は「カウントダウンに入っている」と付け加えた。

アラスカ州選出の共和党上院議員リサ・マーカウスキー(Lisa Murkowski)氏は、トランプ氏がいつ、どのように武力を行使できるかを規定する、対イラン武力行使授権案を他の数名の議員と起草中であると述べた。

戦争権限法(War Powers Resolution)では、連邦議会が正式な宣戦布告を行うか武力行使を授権しない限り、大統領は60日以内に軍事行動を終了しなければならないと定められている。撤退の安全を確保する場合、大統領は追加で30日間の猶予期間を要求できる。米国とイスラエルによる2月28日の対イラン開戦は、4月28日60日を迎えるため、ホワイトハウスは30日間の延長を求める可能性が高い。

マーカウスキー氏は、4月28日までに法案の条文を完成させることが「非常に役立つ」と指摘した。

共和党幹部も、政権側が議会に対し数百億ドルの追加戦争予算の承認を求めるのであれば、トランプ氏の対イラン最終戦略をより明確に理解する必要があると警告している。

上院多数党院内総務のジョン・トゥーン(John Thune)氏は、トランプ政権が近くイラン戦争予算を提出すると予測し、「我が党の議員は次の一手に非常に注目するだろう。政権が正式に提出した時が、重要な転換点になる」との見解を示した。

トゥーン氏と議会共和党の大多数は対イラン軍事行動を一貫して支持してきたが、ガソリンや肥料の価格上昇が地元サウスダコタ州に「多大な影響」を与えていることは否定しなかった。

再選を求めない意向のノースカロライナ州選出の共和党議員トム・ティリス(Thom Tillis)氏は、最終的に共和党が上院の多数派を維持できると予測しつつも、イラン戦争とそれに伴う価格上昇が、すでに厳しくなっている選挙戦の足を引っ張る可能性があると述べた。

ティリス氏は「大統領は我々の集票を支援しなければならない。岩盤支持層だけでは不十分だ。他の有権者を獲得するためには、エネルギー問題、特にガソリン価格やその他の生活費負担の問題に対処しなければならない」と語った。(翻訳:陳亦偉)1150421

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:政治