【ワシントン15日中央社】米誌タイムは15日、「2026年版世界で最も影響力のある100人」を発表し、台湾積体電路製造(TSMC)の会長兼CEOである魏哲家氏が「パイオニア(先駆者)」部門で選出された。紹介文は、AI半導体大手NVIDIAの創業者兼CEO、ジェンスン・フアン氏が執筆している。

フアン氏は紹介文の中で、「魏氏は世界で最も影響力のある企業の一つを率いている。TSMCは単なる半導体メーカーを超え、多くの産業が構築されるための基盤技術プラットフォームとなった。舵取り役である彼は、謙虚で規律ある人物であり、私が20年以上知るリーダーでありパートナー、そして友人である」と称賛した。

また、魏氏のCEO在任中、世界のコンピューティングシステムがモバイル優先からAI優先へとシフトしたことに触れ、魏氏がいち早くその転換を察知したと指摘。TSMCが単なるファウンドリから、複雑な3Dパッケージングを用いた統合型チップシステムへ移行し、シリコンフォトニクス技術と融合する過程を主導したことが、NVIDIAのAIスーパーコンピュータの実現を可能にし、今日のAI革命を点火したと強調した。

フアン氏は、「創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏が築いた信頼と卓越性、パートナーシップに基づく純粋なファウンドリ・モデルは、魏氏のリーダーシップの下で絶えず高められている」と述べ、パソコンからインターネット、モバイル、そしてAIに至るまで、TSMCの顧客に対する一貫したコミットメントが、同社を不可欠な存在にしたと評価した。最後に「魏氏は疑いなく、現代で最も影響力のある人物の一人だ」と結んでいる。

なお、今回のリストの「リーダー」部門には、トランプ米大統領、習近平中国国家主席、高市早苗日本首相、ネタニヤフ・イスラエル首相、ルビオ米国務長官、レオ14世ローマ教皇らが選ばれている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:人事
  • 関連組織:タイム(Time)
  • 製品・サービス:半導体ファウンドリサービス / 3Dパッケージング